鷹ノ巣山(巳の戸尾根・鷹ノ巣尾根ルート)② 2015 11/29

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10:45
誰もいないヒルメシクイノタワに到着。

うん、人が溢れているよりは
誰もいなくて静かな方がいいんだけれど。
一休みしているうちに稲村岩尾根からも人がやってきたので
そろそろ山頂へ向かいますか。
ラーメンと餃子が待っている山頂へ。

先月燧ヶ岳へ行ったあとaさんが一人で歩く山で
ちょいちょいと山頂ラーメンの写真がアップされていた。
料理上手なaさんのこと、もちろんタダのラーメンではない。
具沢山ボリューム満点、見た目も豪華なラーメンを作って
周りの登山者の目をひいていたということだった。
・・・じゃあもちろん今回のお昼はそのラーメンで!
そしてケーさん。
前夜にSNSのTLを亀戸餃子で賑わしていたのだけれど
ラーメンには餃子でしょ~♪と
今日のためにその亀戸餃子を担いできてくれていたのだった。
ラーメンと餃子が待っている山頂までは
ちょっと雪が凍った箇所もでてきて気は抜けなかったけど
アイゼンを出すまでもなく山頂標識が見えてきた。


富士山も雪化粧して
その裾野を均等に伸ばして優美にそこにある。

前回来た時は春霞で遠くの山はまったく見えず
その前に来たのは高校生の時だから覚えていなくて
山頂からの風景がこんなだとは今更ながら新鮮な思いで
山座同定をしながらしばらく蒼く重なる山々と
遠くに白く輝く山々をながめていた。



そして山頂ラーメンと山頂餃子。
「S子先輩、ラーメン茹でるの手伝って下さい。その間にワタクシは具の準備をしますから。3分半、きっちり計ってくださいよ、大事な役目ですからね!」
と念を押されて時計を見ながら麺をほぐしたりするのですが
その横ではケーさんが餃子を焼きつつ
「お水はこのくらいでいいかしら~…フタのアルミホイルが飛んじゃう~…」
とかなり大変なことに。
( なんてことをしているうちにすっかり3分半過ぎてしまい、のちのちaさんに、こんな伸びたこのラーメンは食べたことない。。。と苦情を受けたことは正直に書いておこう…だからB型に任せちゃダメだよね という事も先に自分で言っておこう… )


それでも
具沢山ボリューム満点味玉付き山頂ラーメンと
焼きたて亀戸餃子がどれだけ美味しかったかは言うまでもない。
ありがとうございます。ごちそうさまでした。
そしておまけの山頂デザート。

広々とした山頂からの景色を眺めていると
頭も心もカラッポになって新しい空気で満たされる気がする。


気持ちいいなぁ。


帰り道は足元に気をつけながら
稲村岩尾根をひたすら下る。


冬の低い陽はもう北側の尾根には差し込まず
まだ午後の早めの時間なのに
なんとなく帰りを急がされるような
少し裏淋しい気持ちになりながらひたすら下る。

そして稲村岩の分岐。
稲村岩の上まで地図のCTだと25分。
ケーさんは行かないと言うのでどうしようかと思っていると
「前回10分で登って10分で下りましたよ」
と言い張るaさん。
それはaさんの足だからでしょ。。。
まあ、じゃあ、とりあえず行けそうなところまで…

結構手がかり足がかりもしっかりした岩場をよじよじ登っていると
もうそこですよ、の声。
もうそれ以上高いところはない場所からは
三ツドッケが目の前に、
車を止めた駐車場までもよく見えて
振り返ると鷹ノ巣山に日が翳るところだった。





なんとか往復30分でケーさんの待つ分岐へ戻れた。
こんな機会でもなければ
多分登ることもなかっただろう稲村岩。

photo by ケー
さあ、あとひと下り。



無事に登山口まで来ると
民家の庭では残り柿を採っている。
こんな風景を見たのはいつ以来だろう。


振り返ると
さっき登った稲村岩や歩いてきた鷹ノ巣尾根が
朝よりもずっと近しく感じられた。
久しぶりにどっぷりと山に浸かる一日は
気持ちも身体もスッキリとさせてくれる。
また明日から少し頑張れるかな。
絶品な味玉を作る歩く哲学者aさんのブログはこちら
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( おわり )
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