鷹ノ巣山(巳の戸尾根・鷹ノ巣尾根ルート)①  2015 11/29

しまこ

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奥多摩の美尾根。



このルートの存在を知った時から
いつか行きたいとずっとその機会がくるのを待っていたルート。



奥多摩登山詳細図には
「八丁山~お伊勢山間に続く細い美尾根の登降は山水画の中を歩いているようで、峰や谷が織りなす空間を感じることができる…」
と最高級の褒め言葉が載っているほど。



先月、燧ヶ岳に行った時に、ケーさんが

「来月はどこに行きます?! 奥多摩あたりは?」

と、すっかり定例山行のようになってきているこのメンバー。
奥多摩あたり、という事でaさんが提案してくれたのが
雲取山と鷹ノ巣山のこのルートの2案。

・・・きた!

この時期なら木の葉も落ちて明るい尾根歩きもできるし、
今回ばかりはワガママを言わせてもらい鷹ノ巣山でとお願いをした。




日帰りとはいえ、一番日暮れの早い時期なので
前日夜にピックアップしてもらって朝イチのスタートを目指し
東日原の駐車場で仮眠して出発することに。
ケーさん持参のハタハタのぶりっ子をつまみに
aさん自作の絶品の梅酒を寝酒にいただきましておやすみなさい。。。




11月29日(日)

6時になって、やっと夜が明けてくる感じで
東の空が山の合間から少しずつ明るくなってくる。

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6:30
残月がまだ明るく輝く空に
やっと山の端が赤く染まってきて、
萬寿の水でプラティパスを満タンにしてさあ出発。

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一応バリエーションルートながら
今年の夏にaさんが歩いているルートなので
安心して後ろを歩かせてもらいます。

薄暗い植林の林の中にもやっと届く朝の光。
この植林帯を抜けて小屋の跡を過ぎればいよいよ巳ノ戸尾根へ。

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足首まで埋まりそうな落ち葉をカサカサゴソゴソと踏みしめていけば
綺麗な稲村岩尾根から伸びあがる鷹ノ巣山がそこに。

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明るい尾根。

きらびやかな紅葉は終わり
すべての葉を落として
VRのかすかな踏み跡さえ全て落ち葉で隠して
歩く人の想像力をかきたてるステキなルート。

初冬のこんな低山が大好き。

つくづく自分と同じく地味だよなぁと思うけど。

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誰にも会わない贅沢な山。

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そしてルート上のお楽しみの岩場。
ケーさんはまだ本格的な岩場は歩いたことがないみたいで
ちょっと戸惑っていたようだけれど
痩せた岩場の上からは青空の下、美しい山並みが目を楽しませてくれる。

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長沢背稜や川苔山方面が本当にきれいだった。
三ツドッケから先もいつかは歩きたい道。

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この先岩場がどこまで続くのかワクワクしながら進んだら
結構あっという間に終わってしまい

「岩場はこれだけですよ」

と、aさんにあっさり言われてしまった。
そしてほどなく八丁山のピーク。

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そしてこの先には
今回の、このルートの中で私が一番と思えた場所が待っていた。
それは、詳細図で絶賛されていた細尾根に上がる手前
八丁山を下りて、鷹ノ巣尾根もそこで終わりを告げるタワのような場所。

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…ここは何?!

思わず走り出してしまったほどの平かな場所。
なんだかここを歩いているだけで
ホンワカと幸せな気分だった。

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そしてここから鷹ノ巣尾根の取り付きへ這い上がるように上がって行くと
美尾根と言われる細尾根が待っていた。

右手には木の間に雲取へと続く山並みが。
左手には冬枯れの尾根の美しい斜面が目の前に。

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意外に良く歩かれているようで
歩きにくい所もなくお伊勢山まで
気持ち良く歩かせてもらった。
山水画の中を歩いているような、というのは
少し言い過ぎな気もしなくもなくて
細尾根といえば西丹沢あたりの方が
もっとタイトで綺麗な細尾根は
いくらでもありそうな気がするけれど
奥多摩では多分珍しいんだろうね。
実際に自分の目で見て足で歩けてとても楽しかったな。

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そして鞘口のタワにポツンとある遭難碑を過ぎて振り返ると
今では廃道になっているルートの指導標が
かなり哀しく立っていた。

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この先ヒルメシクイノタワまではキツイですよ
とaさんに念を押されて気合いを入れ直して歩いていくと
水曜日に降った雪がまだかなり残っている。
今シーズンの初雪を踏みしめて。

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黙々と最後の急登を登りつめていけば
ヒルメシクイノタワの標識が裏側から見えてくる。

来たね!

これまでの、誰一人、人に会わずに歩いてきた
バリエーションルートが終わってしまうのが寂しくもあったけど
あぁ無事にここまで来れたんだな、とほっとした気持ちも一方では。

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ヒルメシクイノタワで休んでる人達に
ルートではない場所からゴソゴソとやってきて
えっ?!
って顔をされるのを、少し楽しみにしていたのに
一般ルートに出てみても

・・・・・そこには誰もいなかった。



( つづく )









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Posted byしまこ

Comments 4

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azuwasa

はやっ!!昨日の今日で、もう書いてる!!

でも面白いですね。写真を撮ってる場所も印象に残ってる場所も、自分と比べると同じようで微妙にズレてて。

このルートの中で一番と思えたっていうあの場所は、ちょっとルートがわかりづらくて、先頭で歩いてるわたくしは風景を楽しんでる余裕なんてありませんでしたよ。
実際に、誰も歩いてない急斜面から尾根に復帰することになりましたしね...。

続きも楽しみにしてますよ!!

  • 2015/11/30 (Mon) 22:44
  • REPLY
くりん

しまちゃん おつかれさまでした〜♬

しまちゃんとazuwasaさんにお山に連れていってもらうと
いつも楽しくてつい次のお山もおねだりしてしまいます(⌒⌒)

今回の鷹巣山はしまちゃんが行ってみたいというコースでしたので、
私もどんなコースか楽しみにしていましたが
実際行ってみるとしまちゃんのような余裕はなく・・・
必死でした〜><


落ち葉で埋もれる急斜面を木の根っこにつかまりながら登っていくなんて
この歳になってこんな経験はなかなかできるものではありません。

もしこの経験が活きる時があるとしたら
それは地球最後の日が来て
どこか高い所に登らないと助からないとか、そんな時かしら。。
そんなことを考えながらひいひい言って上を目指しました。

見渡しのきくところまでようやく登りきり、
ほっと一息ついた私を待っていたのは
「ここから先はもっときついから」という
azuwasaさんの容赦ない言葉でした。
(私に微笑んでいました)


岩場もヤセ尾根もしまちゃんもazuwasaさんは
ほんとに楽しそうでしたものね。
いつもバカ話して笑いあっているのに
お二人はお山のプロなんだと改めて感じたのと同時に
こんなへなちょこなのに一緒にお山に同行させてもらえたり
遊んでもらったりして
ありがたいことだなあと思いました。

次回はラーメン話ですね!
楽しみにしていまーす♬






  • 2015/12/01 (Tue) 02:14
  • REPLY
しまこ
美尾根の正体♪

仕事は早く正確に!
これがわたくしのモットーですから。
確かに最速アップだったかもしれませんね〜
azuwasaブログに何か書かれる前に書いてしまえ…
という気持ちもほんの少しはあったことを白状します^ ^

そう、写真については大先輩のaさんが
どんな写真を載せてくるのかというのは
わたしにとっても同じ山を歩いた時の楽しみでもあります。
でも、いつも絞りに絞って載せてくるから
本当はもう少し見たいなーという要望も
さりげなくお伝えしておきます。

一度歩いているとはいえ
木が茂ってる季節とはまったく風景も違っていたでしょうし
かすかな踏み跡も全部落ち葉で隠されて
さらに難易度高いルートファインディングが求められたお山でしたね。
一箇所だけ、後ろを歩きながら
こっちじゃないかな〜…と思った場所がありましたが
それはもし次に行く機会が訪れたら
自分で確かめることにします♪

RFに全神経を集中して
景色を楽しむ余裕もなかったのは
申し訳ないなぁと思いつつ
こちらはおかげさまで
冬の明るい尾根歩きと美尾根を
目一杯楽しませていただいて
今回も本当にありがとうございました♪


続編ではさらにお世話になりますが(笑)

しまこ
太陽のような微笑みで♪

くりんさん おつかれさまでした〜^ ^

楽しく山を歩けるのが一番て思うから、
いつも楽しくて…なんて言ってもらえることは
この上なく嬉しくて有難いこと♫
こちらこそいつもありがとう〜♪


バリエーションルートなんて初めてだったかなぁと
ちょっとこのコースにしてもらったことを心配したけれど
普段の歩きを見ていれば多分大丈夫だろうと思ったので・・・
だって一人でも北アルプス行っちゃうくらいだし。
でもこの経験は生きますよ、地球最後の日に、必ず(笑)


でも
ヒルメシクイノタワまでのきつい登りで
あのaさんが
「がんばってね(ニコ)♪」
なんて
今までじゃあり得ない言動をするようになったのも
北風と太陽じゃないけど、やっぱりくりんさんのその優しさが
人を変えるんだなぁ〜とお二人を眺めておりましたよ^ ^

岩場もヤセ尾根も
数を歩けば慣れてくると思うので
少しずつ経験しながらいろんな所へ行きましょうね〜
これからは雪の季節
きっと容赦なく雪山にも連れて行かれることになるかと(笑)


ラーメンには餃子!
最高の取り合わせでしたね(^_-)