乾徳山 2015 8/22

しまこ


IMG_0948.jpg





高校一年の登山部の新人歓迎山行。
それが乾徳山だった。

覚えているのは
あの最後の鎖の下がった岩場をキスリングを背負って登ったこと、
山頂は岩ばかりで狭い印象だったこと。





それから遥かな時を経て2年前に登り
今回はここが初めてのヨーコタンと
ヨーコタンの山友達、といっても山歴50年以上という
大ベテランのMさんが御一緒して下さった。



このMさんは学生の頃から山と親しみ
岩や沢もこなし、それこそ丹沢の沢など歩きつくした…とそんな感じで
今は仕事もリタイアし、身辺の自由も効くようになったのでまた本格的に山を再開。

それまで大切に乗っていた初代ビートルを山に行けないからと手放し
パジェロミニを購入。。。と
まあ、なんだか山に関しては面白い方々と知り合えるなぁ~と
お会いする前から楽しみだった。




明るくなってすぐに歩き始められるように
自宅にA.M.2時に迎えに来てもらい出発。


DSC05053_convert_20150907074043.jpg


徳和の登山口の駐車場の
そのまた奥の何台か車を止められるスペースまで上がり、身支度を整えて5時過ぎにはスタート。


DSC05058_convert_20150907074106.jpg




DSC05061_convert_20150907074130.jpg




DSC05062_convert_20150907074159.jpg




DSC05072_convert_20150907074254.jpg


スギ林の中をゆっくりと歩き
登山道に水が流れ込んでくるようになると程なく銀晶水。

そして駒止から上は雰囲気がガラリと変わって
苔むした岩だらけの緑色の道となる。


DSC05088_convert_20150907074317.jpg




DSC05095_convert_20150907074354.jpg


しばらく我慢して足を進めれば錦晶水のご褒美が。

ゴクゴク飲んだあとは
この前、山友Kちゃんが黒百合ヒュッテで買ってきてくれた
八ヶ岳限定ナルゲンボトルに冷たいこの水をたっぷり詰めて。

DSC05102_convert_20150907083640.jpg




DSC05106_convert_20150907074452.jpg




DSC05111_convert_20150907074526.jpg


ここから緩やかになる登り。

DSC05114_convert_20150907074642.jpg



DSC05120_convert_20150907074722.jpg




DSC05125_convert_20150907074808.jpg




DSC05128_convert_20150907074842.jpg




DSC05130_convert_20150907074914.jpg


国師ケ原を過ぎていけば
薄暗い森の中にマルバダケブキの鮮やかな黄色が咲き競っている。

DSC05132_convert_20150907074950.jpg




DSC05138_convert_20150907075023.jpg


そして月見岩の手前で振り返ると
雲海の上に絵のように顔を出す富士の蒼い姿。

DSC05147_convert_20150907075109.jpg




DSC05148_convert_20150907075151.jpg




DSC05162_convert_20150907075318.jpg



DSC05165_convert_20150907075427.jpg




DSC05167_convert_20150907075510.jpg




DSC05169_convert_20150907075549.jpg


扇平からまたシフトチェンジの様な登山道を行けば
だんだん岩岩の道となり雷岩、そして最後の壁となって立ちはだかる鳳岩へ。

DSC05176_convert_20150907075747.jpg




DSC05177_convert_20150907075832.jpg




DSC05178_convert_20150907075903.jpg




DSC05183_convert_20150907075940.jpg




DSC05188_convert_20150907080026.jpg




DSC05189_convert_20150907080109.jpg




DSC05190_convert_20150907080145.jpg




DSC05191_convert_20150907080220.jpg




DSC05192_convert_20150907080255.jpg




DSC05215_convert_20150908070017.jpg



見た目より意外に手がかり足がかりのある鳳岩を
鎖を頼りに登っていけば
雲も切れてきて富士山や周りの山々も姿を見せてくれる山頂へ。

IMG_0950.jpg
photo by ヨーコタン



DSC05217_convert_20150907081320.jpg




DSC05218_convert_20150907081356.jpg



もくもく、ぽこぽこと雲の具合もいい感じ。
まだ9時だけど山頂デザートをいただいて
ゆっくり景色を堪能して。


今回の乾徳山というチョイスは
Mさんがまだ学生時代に友人達とよく来ていた山域、
それがこのへんだったそうで
もちろん当時はこんなに道も整備されてはいなかっただろうし

こんなだったかなぁ。。。

と感慨深げなMさんも
本当にここへ来るのは学生時代以来という
青春の思い出を辿る山旅のお供となった。

DSC05235_convert_20150907081627.jpg




DSC05232_convert_20150907081540.jpg




DSC05231_convert_20150907081457.jpg




DSC05251_convert_20150907081740.jpg


帰りは水のタルから下山道を通って高原ヒュッテへ。

DSC05256_convert_20150907081833.jpg




DSC05257_convert_20150907081909.jpg




DSC05260_convert_20150907081946.jpg


白いハート。

DSC05261_convert_20150907083707.jpg


葉っぱもアート。

DSC05262_convert_20150907082021.jpg



ガレ場の急下降ありの看板通り
涸れ沢のようなまあ、歩き辛い岩場を延々と。。。

DSC05263_convert_20150907082054.jpg



DSC05266_convert_20150907082136.jpg


あの、雷岩や鳳岩の岩場より
こんな方が精神的にもキツイ(笑)
でも前にも後ろにも人もいず、自分達のペースで歩いて行くと
やがて高原ヒュッテへ。

DSC05268_convert_20150907082212.jpg




DSC05273_convert_20150907082658.jpg




DSC05277_convert_20150907082735.jpg




DSC05285_convert_20150907082815.jpg



二年前に来た時はボロボロの廃屋の様で
建っているのがやっと、という感じだったのが
外装も内装もキレイになって
バイオトイレも完備された立派な避難小屋になっていた。
まだ新しいキレイな床や壁、内装も明るくていい雰囲気。
土間の基礎や室内の梁、古いストーブは昔のまま。

DSC05286_convert_20150907082857.jpg




DSC05288_convert_20150907082935.jpg



外では鹿の親子がゆっくりお食事中。
子鹿と目が合った♡

DSC05291_convert_20150907083010.jpg



コーヒータイムにしよう♪

錦晶水で汲んできたお水でコーヒーを入れる。
いつでもどこでも
山で飲む珈琲の美味しいことよ。

DSC05302_convert_20150907083042.jpg



すっかりお天気も良くなって
木漏れ日の中の下りは早いこと早いこと。

DSC05307_convert_20150907083118.jpg




DSC05313_convert_20150907083153.jpg




DSC05326_convert_20150907083234.jpg



お昼過ぎにはさっくりと下山完了。
でも最後にもお楽しみが待っていた。
ヨーコタンが持ってきてくれていた冷えた西瓜。
こんなご褒美までついていた乾徳山。

FullSizeRender.jpg




ガブっ。ごちそうさま^^




( おわり )






関連記事
スポンサーサイト



Posted byしまこ

Comments 2

There are no comments yet.
sho
さくさくっと♪

週末は・・・・山にいます♬


まさに週末ごとにお山に登っちゃうしまちゃん♫
毎週のように山から贈られてくる
招待状で引っ張りだこなんだろうなぁー。
もしかして登録してる山季節便り^^


あらら
何気に標高差も1200mなんだね!

その分、ミズナラや(白)カンバやら歩く度に
植生がどんどん変わって楽しそな♪


銀晶水に錦晶水と何ともあっちの水が甘いよ〜
こっちの水も甘いよ〜ってメロディーが
聞こえて来そうな美味しそうなご褒美付き。



そして登り詰めれば・・・
お馴染みの山とカヤトとのデュエット
さりげなく秋を配した1枚もステキね!


気がつけば山はちょっとづつ夏から
一番遠い季節へとシフトチェンジ。
そしてその瞬間にはやっぱりちゃんとお山で
立ち会うしまちゃん・・・
そりゃー招待状がポストに入りきらなくなる
訳だね^^


そう言えば最近は岩場とあの冷たい感触がゾクッとする
鎖にも触れていないなぁー。
あぁスリル系の山に登って脚をガクガク震わせたいなぁ。
あの山怖かったねーなんて言ってみたいなぁー。笑


うんうん
夏山のラストショットはやっぱり
西瓜の燃えるような赤で締めくくりたいよね。
西瓜持参だなんてワンゲルの若者みたいな・・・
流石周りには強者揃い勢揃いだね^^


皆のblogからも花の写真が少なくなり
季節は秋へとまっしぐら・・・
さてさて
しまちゃんのどんな秋と恋に落ちるのかな・・・^^

しまこ
もんもんもこもこな夏の終わり♪


はい。

週末は・・・・山にいました・・・ほとんど(笑)

ありがたいことにいろんな山から
招待状がくるうちは
欠席に丸をつけることなく
登らせてもらおうかなぁって。

知らないうちに山の上では季節が進んで
アルプスみたいな高い山じゃなくても
そろそろ秋にバトンタッチなんだなぁなんて
ススキ越しの富士山や
(思わずお団子が頭に浮かんだのは内緒です^^)
もこもこな雲の上にある高い空を見ながら感じる
季節の境い目でしたね♪


あれ、乾徳山、師匠は登ってないですか?
山頂からの富士の眺めはピカイチだし、
美味しい水場にも恵まれてるし
鎖のスリルも味わえたりする
お手頃なのにお楽しみたくさんの山。

本当はそろそろこの奥の黒金山の方や
西沢渓谷の方へも足を伸ばしてみたいんですけどね。
またそれはそれでハードになりそだし…
でも高原気分が味わえる国師ケ原の
(別名はなんてったって極楽平♫)
高原ヒュッテがきれいになったから
ここを目当てにハイキングに行くだけでもいいかな
なんて・・・それもホンネ。


師匠のところにだって
多分山からそしてshoファンからの招待状は
ポストから溢れるくらいに届いてることかと^^
でも師匠の場合は厳選して厳選して
コレ!という所にコレ!という時しか
行かないんですもんね〜
だからあんな絶景ばかり。。。
これからの季節はまた、
これぞザ・錦秋!
みたいな写真ばかり載るんだろうなぁ^^

私の場合はよりどりみどりじゃないけど(笑)
秋のお山とも目一杯w恋に落ちたいですね♡