雲ノ平・祖父岳 2023 8/18~20  ④

しまこ




充実した山時間。


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夕ごはんは名物の石狩鍋。

コロナ禍になってからお鍋での提供はやめたとのことでおかわりは自由。

もちろんしっかりお代わりしたのはいうまでもないけれど
特筆すべきはご飯だった。

山小屋で出されたご飯の中では群を抜いて美味しく
この高地で炊いたとは思えない
ふっくら甘くて美味しい白飯が嬉しかった。


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夕食時に今日の夜、
プロ登山家竹内洋岳さんと雲ノ平山荘オーナーの伊藤さんによる
トークセッションが行われるという案内もあり
それを楽しみに、夕食後は
黒部五郎をバックにした雲ノ平山荘を眺めに
裏手の丘まで登ってみる。


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とうとう水晶岳方面から雷鳴が聞こえてきて
慌てて退散したけれど山荘のテラスから
今日もまたご褒美のような夕暮れの光景を
この目に焼き付けることが出来て
茜色が薄れて薄暮に消えてゆくまでの時間が
疲れた身体に染み込んでいった。


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そしてトークセッションは
食堂が超満員になる盛況ぶりで
雲ノ平の話し、竹内さんの登山歴から8000m峰14座完登の話し、
今回のノエビア財団の山の教室の話しと
山を歩く者としては興味の尽きない話しで
あっという間に時間は過ぎていった。


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昼間、祖父岳で会った件の子どもたちについてだけれど
このプログラムにあたって全国から応募があり
これまでにキャンプや山行で選抜された子供たちだったということで
折立から入山、昨日雲ノ平に到着、今日は水晶岳往復組と
雲ノ平山荘で小屋のお手伝いというグループに分かれての活動だったそう。

明日は双六方面へ、そして新穂高に抜けるという行程ということだけど
子どもたちは元気そのもの、これ以上ない素晴らしい夏休みの体験だね。



トークセッションが終わったあとも
この熱気の余韻が小屋を包んで
普段の山行で、泊まるだけの山小屋とは
少し違う空気感を醸し出していた。


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8/20  SUN


静かに空が明けてくる。

昨日は暗くなってからも穂高方面に稲妻が光る様子が見えていたけれど
話によると安曇野では大雷雨で停電にもなって大変だったそう。


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朝ごはんもしっかりいただく。


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一泊だけして帰るのは
本当にもったいないし
せめてこの世界一面が陽の光に包まれるまで
ここで周りの山を眺めていたいと思うけれど
今日中に折立へ下り東京へ帰らなければならない・・・


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さよなら
またいつか。


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ダイヤモンド水晶。


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薬師沢への下りに入る直前
最後にひとめ槍ヶ岳が姿を見せてくれていた。

この先は劇下り、心して。


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次の一歩をどこに出すか
どう下るかに全集中で
なんとか無事に薬師沢までたどり着いた。


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この山旅も終わりに近い。

雲ノ平の台地も遥かに。


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予定通り11時前には太郎平小屋に到着し
現実に戻ってきた感覚になる。



そして下山。

前回の黒部五郎の時には売り切れていて
飲めなかったコーラをこの山旅の締めくくりに。

本当に沁みた…












後日、山荘で品切れになっていて買えなかった手ぬぐいが届いた。


あれから2ヶ月
もう小屋閉めとなって
今年も短いシーズンが終わったのだなと知る。

ようやくこのブログも書き上げることが出来て
今回の雲ノ平では快く同行してくれた
タイチローサンに感謝しかない。



またいつか行くことがあるだろうかと考えるけれど
スイス庭園から見えた高天原にも行ってみたいし
あの、独特な、周りを大きな山山に囲まれた場所へ
きっと戻っていくんじゃないかと
今はそんなふうに思っている。



( おわり )

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Posted byしまこ

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