雲ノ平・祖父岳 2023 8/18~20 ②
8/19 Sat
いよいよ雲ノ平へ向かう日。
食堂の窓枠は額縁となって
茜色に染まる雲と水晶岳のシルエットがそこにあった。



しっかりと朝ごはんをいただいて。
靴ひもをしっかりと結んでザックを背負った。



雲は多めだけど
崩れるお天気ではない。




今日はこの分岐を左へ進む。



本格的な下りになる前に
薬師岳の肩から朝の光が差し込んできた。
これからこの深くて大きな谷に入り
また雲ノ平の台地へ登り返すという
そこにどんな景色が待っているのか…
私自身、山行記録やYouTubeをほとんど見ないのも
そんなことに想いを馳せるのも山の醍醐味なのだと思うから。





先月、黒部五郎に来た時に
太郎平小屋で常連さんと思しき方に話しかけられて、その方曰く
「太郎平から雲ノ平へ行く道は本当にいいですよ。
北アルプスで一番好きですね。」
と静かに熱く仰っていたのがとても印象的で
果たして実際のところはどうなんだろうと思っていたのだ。













針葉樹の深い谷が終わると
谷の底、薬師沢小屋に到着した。






想像以上にタイトな吊り橋w


吊り橋が終わるとすぐに垂直の鉄梯子やら現れて
緊張気味に進んでいけば
噂には聞いていた岩ゴロの急登が
果てしなく続いた。

これはすごいな…
例えるなら
夏の南八ヶ岳の岩ゴロの登山道の
勾配を3倍に、長さを5倍くらいにした感じww
すれ違いのたびに少しずつ休みながら
マイペースで登っていくしかない。



だから
急登が終わり開けたアラスカ庭園に出た時は
本当に嬉しくて静かに感動していた。










水晶岳が正面に見えてしばらく行くと
さらに開けて…





あゝ、雲ノ平山荘が見えた!
来たんだね雲ノ平へ。
( つづく )

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