黒部五郎岳 2023 7/15~17 ③
無事に
今日の宿泊地黒部五郎小舎に到着。



二段に分かれたテン場
小舎に近い上の段はもうそこそこ人が来ていて
下の段に今日の寝床を作ったら
ようやくお昼ごはんに。




もちろん越冬スーパードライで充分。
おつかれさまでしたー!!!


カレーもビールも沁みる…
よく頑張った、自分。
この先三俣まで行くという中国人の方と少しお話ししたり。
北アルプスは良いですね!
とベタ褒めしてくださっていてこちらもうれしい。
山好きに国境はない。
・
・
・
がんばった今日はもうあとはのんびり時間。
天気予報通りに青空の面積もどんどん大きくなっていく。


夜は今日も棒ラーメン。
疲れた身体にほんと美味!




少し空が焼けてきたので
カメラを持って小舎前で待機。


薬師岳をオレンジの黄昏に染める光線は
明日の天気を約束するものだろうか。
明日は下山、
しかも黒部五郎を越えて。
行程的には今日よりも大変…


7/17 MON
テン場の向こうには笠ヶ岳が
あんなふうに見えていたんだ。
昨日までとは打って変わって
起きる頃は満点の星空。
まあ、そのおかげでテントの結露が酷かったけれど
この約束された今日のお天気を考えれば
そんなことはどうでも良いくらい。


さあ、出発。
黒部五郎はどんな景色を見せてくれるんだろうか。








朝陽がカールを照らし出す。
昨日とは別世界がそこにあった。




神々しいほどのこの岩の殿堂。
スケールの大きさに何度も立ち止まって見惚れてしまう。






肩へのキツイ登り
振り返ると、、、槍が!穂高が!
一気にアドレナリンが出るこの感覚、
すごい眺めじゃないの。


そしてカールを登り切ったら待っていたのは…
全員が『おおっーー!』と声を上げてしまうほどの
なに、この景色は。。。
昨日真っ白な中を歩いてきた稜線は
なんともたおやかでセクシーで
うっとりするような曲線美が
北俣岳へと続いていた。


そして大きな大きな薬師岳の向こうには
立山、劔、遥かに白馬のほうまで見えている。
反対側には遥かなる白山。
幸せすぎる。


もう、皆、この景色に狂喜乱舞、、
いや、大袈裟でなく
昨日までのま白な世界は何だったのだろうと思うような。


今日も肩にザックをデポして
一目散に山頂へ向かう。
足取りが昨日より軽いことは
もちろん言うまでもないけれど。
( つづく )

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