槍ヶ岳 2022 8/6~8 ③
朝の黎明は
少しだけ秋も感じさせるような
クッキリとした青い空に変化して
山の上で過ごす清涼な時間が過ぎていく。


またいつか!

大きな槍の穂先から
深く刻まれた谷へと吸い込まれていく。



ふりかえり、



振り返り、ふり返り、、



振り返り、目に焼き付けて。


今度は天狗池から
南岳小屋を目指すのも楽しそう。




昨日はあれだけ辛かった登りも
槍沢ロッジまであっという間。


カラカラの喉に
下界ではほとんど飲まない強炭酸の刺激を入れて
あと少し。

『ただいまー!』
徳沢まで戻ってくると
徳沢園の橋のたもとで
タイチローサンが出迎えてくれた。

下りでヨロヨロになった足を
冷たい水に浸して少し復活♩
タイチローサンはほぼほぼ復調して
今日は上高地、明神でのんびりして戻ってきたそう。
白骨温泉にでも泊まりに行こうか、、、
なんて案も出たけれど夏休みの週末はもう空いてなかったそうで
結局今日は徳沢ロッヂで一泊して
のんびり帰ろう、、、ということになり。
『古畑さん、ただいまー! 』


『おつかれさまでした~』

お風呂も沸きましたよ~
と、ありがたく一番風呂をいただき
テラスで風に吹かれてクールダウン。
自然な風が気持ちよ過ぎてこれこそ天国感♩


いつもは下山したらすぐに帰る、
というパターンだけど
今日はのんびり過ごせるしあわせ。

8/8 MON
別に山に登らないけれど
明るくなれば目が覚めてしまう。

カメラ片手に川べりへ朝の散歩。


朝食の時間まで
下界では考えられないくらいの肌寒さも感じながら
テラスで温かい珈琲を飲みながら過ごす。


朝ごはんをモリモリ食べて
ロッヂを後に。
お世話になりました。


昨日の午前0時、
私が槍ヶ岳山荘で眠りについている頃
日本海から太平洋まで
北アルプス、中央アルプス、南アルプスを駆け抜ける
TJARがスタートしていたのだけれど
徳沢で寝ていた午前3時過ぎ
一位の土井選手は既に通過していき
上高地の関門でスタッフの方と少しおしゃべり。
やはり土井選手の異次元ぶりは凄いとのこと。

白骨温泉でさっぱりとお湯に浸かって戻ってくると
2位の木村選手と遭遇。
勝手なイメージでは
ハヤテのように駆け去っていくのかと思っていたけれど
さすがにほぼ睡眠も取らず北アルプスを越えてきてさらにこの暑さ。
ゆっくりと、でもしっかりと
こちらの声援に会釈までしてくださって
駆け抜けていった。
がんばってください!


盛りだくさんの3日間。
アクシデントも重なったけれど
それでもこれだけ楽しめて
思い出深い夏山になったことは言うまでもない。
( おわり )

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