ミシンのはなし

燕岳へ行った帰りのこと。
第3ベンチから下はところどころ地面も出ていて
12本アイゼンで歩くのはいやらしいし
かと言ってアイゼンを外して歩くにはちょっと不安もあったので
とりあえず用意だけしてきて行きには使わなかった
チェーンアイゼンを付けることにした。
取り出してみると入れていた袋がボロボロ…
買った時に入っていたのは不織布みたいな袋だし。
帰ってきてから思い出して
もう25年以上使っている小型ミシンを引っ張り出して作ることにした。
ちょうどGW前に
caffe neroの大武さんが 「こんなの作ったんで」
と少しおすそ分けしていただいたタグも手元にあることだし。
今は会社帰りに
銀座のユザワヤにも寄れる好環境、
上手くできなくても
どうしようかと考えながら
何かを作るのはやっぱり楽しい。

ネットで何でも買える時代だけれど
アウトドア系で使われる生地というのは
なかなか見つからない…
しかも高価ということを目の当たりにして
山道具や周りの小物が高価なのも今さら納得させられたり。
海外から個人で買い付けなんて話も聞くけれど
そこまでしなくてもとりあえず小売りをしてくれている
「トーキョービニール」 で少し買ってみた
スパイダロンリップという生地や
ユザワヤで買ってきた撥水ナイロンなんかを使ってみよう。


大きさも手頃な感じのポーチを試作。
neroさんのタグを付けると
それなりにみえるので
各色作っていつもお世話になってる山仲間に
有無を言わさずプレゼントw


結局自分は
山へ行くとき必ず持っていく
お助けセットがちょうど入るのでそれ専用に。

その後タイチローサンから
アイゼン入れるの作ってよ、というオーダーが入り
試作してみたら
自画自賛だけどいいんじゃない?!
この手のモノって山ブランドだどほんと高いから。
と、ここまで来ると
やっぱり気になるミシンの性能。
結論から言えば、
ええ、もう、エイっと、買い替えましたよ。
工業用でも定評のあるJUKIのミシンに。
『HZLーG110MーB 』
結局少しお値段高くても最後の決め手になったのは
自動糸調子が付くかつかないか…
そして25年以上昔の小型ミシンから
最新のコンピュータミシンを使ってみると
まるで坂道でエンスト起こすマニュアル車から
アクセルを踏まなくても大丈夫なオートクルーズ車に変わったくらいの違い。


刺繍パターンはたいして必要ではないし
ロックミシンを買わなくても切り端の始末が出来る嬉しさは格別。
いろいろ試しながらミシンを踏むのは楽しくて
結局それがストレス発散にもなっているみたい。
ナップサックと化粧ポーチはカヨチャンのもとへ。
まあ、まだ
そんなに複雑なものはつくれないけれど
サコッシュ難民としては
理想のサコッシュを作ることを目標に
楽しんでいきましょうかね。
( おわり )
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