涸沢 2020 9/30・10/1 ②
少しずつ
秋の色を身に纏いはじめた涸沢。
多分これから1週間くらいの間に
劇的にその秋色の虹彩を放っていくようになるんだろうね。





テントの数も
増えてきて。






空にキリッとした境界を描くこの眺め
湧いては姿を変えて流れ行く雲も
いつまで見ていても飽きないけれど
まだ受付もしてないんだった…




初めて入る涸沢ヒュッテ。
コロナ禍で対策は万全とも思える
余裕のスペース。
本来の週末とかなら
10人は入れられそうなスペースに
贅沢にも3人だけ。
荷物を整理したらまた外へ。


果てしなく気持ち良い
山頂デザートのあとは
小屋裏の池へ移動して。


毎年この季節
涸沢の紅葉を楽しみに
日帰りで(!)何年も通っているタイチローサン
お勧めのポイント。


涸沢雪渓の末端
地図には池の平と表示されている場所だけど
名もない池には誰もいなくて
静かに逆さ北穂を映し込んで
時間が止まっているようだった。



あの稜線を、、、。
涸沢~東陵からの北穂~涸沢岳~穂高岳山荘~涸沢
もう何十年も前に歩いた
記憶の断片を繋ぎ合わせても
あの時は恐れなどなく
自分があのスカイラインを歩いていたことが
まるで他人事のようにこの静かな池から見上げながら
過ぎてきて年月に少しだけ感傷を感じたけれど
それでもまたここに来れたことが素直に嬉しかった。





目的地がここだから
時間はたっぷり。
夕食の時間までまだしばらくあるし
山をつまみに熱燗が嬉しい。








夕暮れて夜ごはん
美味しいお味でした。






テントにも灯がともり
夜がふけていく。
( つづく 〕
- 関連記事
スポンサーサイト