高尾山・小仏城山 2020 7/5
今週末も雨。
久しくお日さまを見ていない気がする。
自粛が終わってそれなりの日常に戻ると
週末の休みはとても貴重なものだとわかる。
けれど延々とのびる梅雨前線が
ずっと動かないおかげで
平日だろうが週末だろうが
容赦なく雨が降っている。
さすがに身体もおかしくなりそうなので
傘マークが取れた日曜日
さくっと高尾を歩くことにした。


今日は緑に吸い込まれるように
稲荷山コースを選んで歩こう。



山百合ももうすぐ。
久しぶりの稲荷山コース
展望台の東屋は屋根がなくなって久しいけれど
初めて見る実物。
白く霞んだ多摩の街が足元に広がっていた。


さらに進むと
さらにミスティ。
たぶん今朝まで降っていた雨。
まとわりつく重い空気は
まだ少しひんやりしているので
汗はかくけれど
そんなに嫌いな感じではない。
足元のぬかるみに靴を取られないように
ゆっくりと緑のトンネルを歩く。


このコースだといつも
長い階段と混んだ高尾山の山頂を避けて
巻道コースで奥へと歩いてしまうんだけど
今日は観念してこの階段を
登りつめて山頂へ寄ってみようか。
そこそこの人で賑わう山頂。
墨絵のような丹沢の山。
富士山はいない。



せっかくついでに
いつもスルーしてしまう
細田屋さんで頼んだところてんは
冷たくて濃いめでお酢が効いていて
たぶん
これまで食べた中でも一番の
とびきり美味しい心太だった。
ミストサウナの中を
ずっと歩いてきたような、身体の
隅々まで生きかえったみたいだ。


一丁平の展望台から
思いがけず富士山にあえた。
こんなお天気だから
なんの期待もしていなかっただけに
それはそれでうれしい。



ポツポツと雨粒が落ちてきた
城山の山頂は賑わっていた。
もう何十回と来ているけれど
こんな白いスクリーンのような
風景は初めてかも。
これはこれで。




帰りは歩きやすい1号路から下りようと
ふたたび高尾山の山頂を踏んで。
誘惑には負けない・・・



こんなお天気だからか
天狗焼も並ばずにすんなりと。
あつあつカリカリ
中はホクホクほどよい甘さ。

一号路を軽快に下って
高尾山口駅前の喧騒と離れて
もう少し歩こうか。
蕎麦『杜々』さんで
念願のすだち蕎麦を食べるために。
主張し過ぎない
さわやかなすだちの香りと味の冷たいお蕎麦。
美味だった。


小仏川沿からもう少しがんばって高尾駅まで歩く。
高尾駅の『あさかわ』が閉店して久しいけれど
最近の高尾駅下山のお楽しみは
高尾ビール。
この蒸し暑さの中
この一杯のために頑張って歩いてきた・・・
と、言っても言い過ぎではない。
今日はさくらんぼのビールで
おつかれさまの乾杯をして
明るいうちに帰路の電車に乗り込んだ。
( おわり )
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