八王子城跡 2020 6/7
朝方まで降っていた雨も上がり
お天気は回復しそう。
ずっと東京に住んでいても
まだまだ行ったことのない場所は多い。
ゆっくり家を出てもここなら行けそうかなと
まだ歩いたことのない八王子城址へと行くことにした。
高尾駅からものバスも
初めて乗る1番のりばのバスは
たいていどのバスに乗っても霊園入口を通るので
小仏行きや陣馬方面行きのような混雑とは無縁で
半分以上は空席のまま発車となった。

日本百名山ならぬ
「日本100名城」に選ばれているということも
現地へ来て初めて知るくらいだけど
自然の地形を生かした山城である八王子城の入口
静かな鳥居をくぐり本丸へと向かおう。




山城の森はもう夏の準備。
自粛の間に
新緑が終わってしまったことだけは残念で
今日はまだ吹く風も爽やかだけど
昨日降った雨のおかげで木や土や葉の匂いを
いつもより深く感じて
もう夏の匂いに近づいている森の中を上がっていく。



href="https://shimakokoko.blog.fc2.com/img/fc2blog_20200609111517e67.jpg/">

頂上と表示のある広場の
さらに階段を上がると八王子神社と本丸跡。



見晴台でお腹を満たしたら
摺差へ抜けるのはあっさり諦めて
きた道を戻ろう。

下山して
古の道方面へも足を延ばすと
そこはまたまったく違う世界で…。
バズーカ砲ほどもある
大きなレンズを付けたカメラを担いだひとやら
三脚抱えたカメラマンがわんさかいて
どうやらこの時期はサンコウチョウがやってくる
有名な鳥見スポットのようだった。




こんな所に…
と思うほどの立派な橋の向こうには
整備された御主殿跡。
八王子城の城主だった北条氏照の居館と言われていて
ベネチア産のレースガラスの出土品などもあるそうで。



建物の礎石などはそのままに
いにしへに思いを馳せる山城のあと。
ホトトギスやキビタキや
とろけるような夏鳥の声が響く森をあとに
歩いて帰ろう、高尾駅まで。
( おわり )
- 関連記事
スポンサーサイト