武尊山 2020 2/24 ①
朝からすっきりとした青空。
前橋駅前のホテルは
天然温泉付きという贅沢さで
新しくてお部屋も広くて快適で
たまにはこういう贅沢も楽しんで
まだ朝早くて静かな前橋の街を抜けて
川場スキー場へと車を走らせる。


もう少し風が収まる予想だったけど
これなら武尊山にかかる雲も
流されて取れてくれるかな。








久しぶりに
アイゼン、ピッケルを装備して
気を引き締めてスカイラインへ。




雪が少なかった今年
このフワフワ真っ白のコンディションを求めて
たくさんの人が山頂を目指す。
2020メートル、
今年の標高の山剣ヶ峰は
先月には見えていた標識も
すっぽりと雪に埋まっている。




ややもすると
谷川側から吹き付けてくる爆風で
身体が持っていかれそうになりながら
それでもこんなに雪山らしい
寒さと雪と強風を楽しんで進んで行く。



雪煙をめざして…
本のタイトルが頭をよぎる。
見ている分には素晴らしい景色だけど
この中に身を置くことの現実を
久しぶりに全身で受け止めながらひたすら歩く。












山頂直下
目の前の壁をアイゼンを蹴り込んで登り
振り返ればそのご褒美のような剣ヶ峰の姿。


遮るもののない山頂はさらに爆風。
でもここまで来なければ逢えない
至仏に燧に会津駒
平ヶ岳や巻機山や遥か新潟方面の山
どこまでも白く連なる峰々にみな笑顔。





多分今シーズン
最高の1日であるに違いないその日に
またこの山頂に立てたんだ。
( つづく )
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