三国山・生藤山・陣場山 2019 5/4 ①
ひっそりと
分け入る山
・
・
・
新緑も日に日に色を深めていくGW
前から行ってみたかった生藤山へと向かう。
コースを調べていた時に
たまたま見かけた桂の巨樹
ほとんど一目惚れのように
そうだ、この樹に逢いに行こうと
上野原駅からバスに揺られて終点まで。


のどかな春が広がっている。
良いところだねー。





「ぐんだり」 神社と読むそうな。




んー、よいしょ、、
っと声が聞こえてきそうな。




古く苔むした石段の続く境内
社はとても立派な造りで
大きな屋根に守られて大切に保存されている。


もとは山頂に祀られていたという 。
更に鳥居をくぐり奥へと進めば
遠くからでも一目でわかる桂の巨木は
新しい萌黄の若葉に包まれて
光を放っているようだった。






その大きさにため息。




まるでこの一帯の守り神のように
天上に枝を伸ばし遥かな時間を生きている
こぼれ落ちる緑の光線を浴びながら
その空気感を自分も纏ってみる。






静かな登山道。




尾根に乗り上げると
山桜の淡いピンク色にも迎えられ
さわやかな風が吹き抜けていく。




気持ち良い尾根の道をしばらく進めば
そこは三国山の山頂だった。
残念ながら富士山はお出ましにならなかったけれど
ベンチもある、青空も出てる、、、
珈琲でも飲んでいこうか。




先日の筑波山で
ツキロクさんからいただいた
世界一貴重な珈琲、『コピ・ルアック』 を飲むために
今日は山に来たと言っても
決してウソではない、、、。
そして、ゴリゴリ、ごりごり、、、



緑の中で一服。


新緑を溶かしたコピ・ルアック。
多分、もちろん、それは世界一贅沢な、
誰も嗅いだことのない香りに
そのままそこに根が生えて自分も
山の一部と化してしまいそうな一杯だった。
( つづく )
- 関連記事
スポンサーサイト