荒船山・鼻曲山 2018 11/23・24 ③
寒さと引き換えに楽しむ
白と青の空間。


静かな山頂。




山頂から下り星尾峠で
冷えた身体を温める。
カップ麺をおなかに満たして落ち着いたら
陽だまりの中で山頂デザートを。


まるで古い映画のタイトルみたいな
ほとんどジャケ買いしてしまった
『ReD VeLveT』 は珈琲ともよく合ってとても美味だった。



経塚山を往復してきた時間の経過は
あの、プラチナ色の並木道を冬枯れの
明るいけれど寂しい、ただの山道に戻してしまっていて
それは0時を過ぎてシンデレラのきらびやかな馬車が
ただのカボチャに戻ってしまったような
残念な気持ちさえ抱かせる。
こんなに素敵な青空があるのに。それでも。











おだやかな冬の明るさ。
振り返ると経塚山の山頂だけは
まだガラスの靴みたいにあの白さのまま輝いていた。








艫岩から一時間くらいで
駐車場まで下りてくると
やはりここでも路駐の列がかなり下までのびていた。
手軽だけれどいろんな表情を見せる山。
人気があるのもうなづける。


そして霧積へ。

去年の春萌えるころ
途中で撤退した鼻曲山を今回こそは。



金湯館の
溢れ出る掛け流しの温泉は
とろとろとそして温まり
さすがに三連休とあってお客さんも多いけれど
大して喧騒感もなく
山中の一軒宿というだけあって
漆黒の闇の中
山小屋で眠るような気分になる。


ダンディすぎるでしょ
ハイキングでこのいで立ち。素敵だなあ。。。

11/24 Sat
お天気は申し分ない朝。
朝湯に入って目を覚まし
今日こそは鼻曲山から浅間山を間近に眺めたいなと。




落ち葉がふかふかと積もる道を
カサカサと進んで行く。
それにしてもやっぱり人がいない。






ふかふか、を通り越して
落ち葉のラッセルしてかき分けてゆく。







尾根からは白く輝く頂が並ぶ。
谷川連峰だろうか。



そして反対側には
前回その姿させ見せてくれなかった
鼻曲山の山頂も。




切れ落ちたヤセ尾根からは
遥かにギザギザの妙義も蒼いグラデーションを重ねている。
こんな道だったんだね
霧香に煙った山中も
それはそれで何とも言えない雰囲気だったけれど
周りが見えているとやっぱり
安心して歩けるよね。
( つづく )
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