谷川岳Ⅰ 2015 2/21
プロローグから完璧だった

水上ICを下りて国道沿いのコンビニで
朝ごはんを調達して出てくると
目の前に現れた白猫がモルゲンロートに染まっている
普段は妖怪白猫といわれる双耳峰も
今日は静かにまどろむかわいい白猫に見えるけど
この日しか予定が合わないから
「 天気予報を見ながらどこに行くか決めよう 」
そうして毎日変わる天気予報を見てきたら
もしかして
もしかして
・・・・・・移動性高気圧のど真ん中になる…かも
そしたら
そしたら
・・・・・・谷川岳に行きたい …と言っていたのがその通りになり^^
今回は
双六岳に来なかった…そして悪天候の天狗岳で雪山にハマってしまった
波瀾万丈Aさんこと、タイチローサン(仮称)と
シゲシゲ(仮称)との3人旅
よし!谷川岳だ!
まさか厳冬期の谷川岳に来られる日が来るなんて。。。
地元4時出発
谷川岳ベースプラザに7時前に到着
ロープウェイでゆっくりゆっくり上がる間にも
見えてくる白い塊と青い空
山頂駅から外に出れば
ふかふかの雪と眩しすぎる光

とても今が二月の厳冬期とは思えないほどの暖かさ
汗もかきそうなので薄手のウインドストッパーとインナー手袋にアイゼンを装着して出発
タイチローサンがスノーシューを付けて先頭を歩いてくれます




スキー場から尾根に上がるまでが
一番厄介なバフバフでモフモフの雪、
スノーシューで踏み固めてもらってもたまにズボズボと崩れて
はまりそうになるけれど
なんとか尾根に上がってしまうと。。。


もう
どんな言葉を並べても
全部が薄っぺらく感じてしまうような
全容を現した谷川岳・・・
白猫は朝の光を全身に浴びて
その美しい毛並みを輝かせている。


白毛門方面も美しく輝いてそこにある。


あそこを歩くんだね
先行者がトレースをつけてくれている。






向かいの尾根のクラックの凄さに
自分が今いる場所の厳しさを思い出させられるけど


それにしても
快適すぎる尾根歩きに
自然と顔がにやけてしまう。



スカイラインを歩く先行者
このお天気に足取りも軽く


ほどなく熊穴沢避難小屋
噂に聞いていたけれど
入口まで掘ってある穴の深いことに驚きます


風もなく暖かく
ゆるやかな尾根を絶景を見ながら歩く幸せ
疲れも感じずに
いつまでもいつまでも歩けそうな気持になってしまう





生まれて初めて
雪を美しいと思ったかもしれない


そしてワタアメのような方向指示版が姿を現して

肩の小屋まで到着




さあ
あの空まで行けば山頂のはず
そして
その先にはどんな景色が待っているの

( つづく )
- 関連記事
スポンサーサイト