筑波山 2018 4/16 ②
なんてさわやかな後味なんだ。
珈琲の中で一番好きな、マンデリンを
一年の中で一番好きな、翠萌える季節に
山を吹き抜けるさわやかな風に吹かれながら。


もうここで今日が終わってもいいかも・・・
そんな気にさえなってしまう
美味しいお昼ご飯と、珈琲を飲んで
やっと重い腰を上げてこの先へすすむ。

「あの岩の上でごはん食べたんですよ」。」
ツキロクさんに言われて見ると立身岩という表示。


立身岩からひと登りで男体山の山頂に着く。




足元の花びらに
見上げればまだ山桜が春の日差しを透かして
淡く輝いている。

途中ではオオルリも姿を見せてくれたり。



自然研究路のニリンソウも満開で
あれだけ来るときにカメラを向けたけど
こちらでもカワイイ子を探しては
せっせとポーズを撮ってもらう私たち。





下りの道でも次から次へとあらわれる
ニリンソウに囲まれながら進んで行くと
しゃがみこんで本格一眼レフを熱心に構えている方が…
声をかけてその葉っぱの下を見てみると
それはフタバアオイの花だった。
普通に歩いていたら絶対に気がつかないその花は
主張しないけどとても個性的な花だった。





おしゃべりをしながら歩いていたら
あっという間に下山してしまった。


でも、まだ終わらない。
ツキロクさんがコーディネートしてくれた予定では
このあと場所を移動して
筑波山を眺めながらの珈琲を…ということで。
・
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・
贅沢すぎる。




そこには池もあって
ほとりにはエノキの巨木が
空いっぱいに大きく枝を広げて
筑波山と阿吽と呼び合っているような
大地や自然の調和みたいなものを感じる場所で
エノキの横にある一枚板の立派なベンチで
ツキロクさんが珈琲を淹れてくださるという。




言葉は要らない。
淹れてもらった山桜ブレンドを
しみじみと飲みながら筑波山を眺めながら。



そして最後は
筑波神社の御神酒として
昔から作り続けられている「男女川」の蔵元へ。


「星ふる里蔵」という
雰囲気のある蔵を改造したような直売のお店で
お土産を探す楽しみ。
・
・
・
こうして時間はあっという間に過ぎていき
帰りの電車、Tさんと夢のような一日だったねと
なかば放心したように電車に揺られた。

山と珈琲の贅沢ないちにち。
私も 「月と六ペンス」 読んでみようかな。
( おわり )
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