飯縄山  2017 12/16・17  ①

しまこ





飯縄大権現を祀る山。




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上信越自動車道が更埴ジャンクションの手前で
長いトンネルを抜けて長野市街の盆地の向こう
真正面に見える山、それが飯縄山。

一見、至仏山のような、たおやかな裾野を広げ優美な山容だけど
祀られている飯縄大権現は戦いの神様で
それは古い時代から信仰されて
上杉謙信や武田信玄なども崇め奉っていたという。











高速道路を降りて長野市街に入ると
川中島合戦場跡への矢印などもあって
戦国時代の武将やその家臣たちもきっと
合戦の合間に飯縄山を見上げていたんだろうなあ…
なんてことを思いながら市の中心街を抜けるとやがて道は山道となって
飯綱高原にある南登山口へと到着した。










東京あたりに住んでいると
北アルプスや浅間山、谷川岳あたりへは行っても
情報も他に比べて少ないせいか
なかなかこの辺まで足を延ばすことはなくて
でも去年初めて戸隠に来てから
ずっと気になっていた山だったのでとても楽しみだった。


お天気さえ良ければ360度素晴らしい眺めの山。

お天気さえ良ければ…















別荘地の奥に参道の鳥居。
知っている人たちはここまで車で入ってくるのね。




















登山道には13の石仏があると地図に載っていたけど
順番に出てくるそれらを確認しながら
静かな雪の道を登っていくのはとても気持ちがいい。













































お天気は下り坂だけど
予想外に風も無く暖かい春山のような陽射しの中を歩く。




















ヨーコチャンが作ってくれた
ウサギの皮の尻皮がとても温かくて
冬は手放せなくなりそうな。


















































見上げると青空の世界になって
木々にさえぎられずに周りが見渡せるようになると
目に飛び込んでくる戸隠の壁。










戸隠神社の中社をはさんで
あんなに険しい戸隠山と
こんなに穏やかな飯縄山が隣り合っているというのも
なんだか不思議で新鮮な景色だったりする。






























やがて西登山道との合流点へ。

ここから上は遮るものもなさそうなので
ジャケットを着て一応アイゼンもつけて。





進んできているはずの低気圧の雲は
西側は北アルプスと後立山連峰に
南は八ヶ岳がブロックしてくれているおかげか
このままなんとか山頂からの景色が見えるといいな・・・


いや、見せてください、お願いします・・・


そんな気持ちで最後の登りへと足を進めた。






(  つづく  )







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Posted byしまこ

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