立山・奥大日岳 2017 8/12~14 ⑥

待っていてくれたね、劔岳。


しばらく固まってたヨーコチャン。
私はといえば
地図を眺めていて
ぜひその目で見たいと思っていた硯ケ池。
どんな由来があるのかわからないけど。



間近で見るその大きさに圧倒されつつ
少しでも近くに行きたいから別山の北峰へ。
急げ急げ。



ざぶん、ざぶん、と寄せてくる波のような雲たち。
もう少しだけ待って。

AM 10:20
別山の北峰で早いお昼ごはんをいただきます。
ロッジ立山連峰で作ってもらったお弁当は見た目はフツーのシャケ弁だけど
これがまた絶品で、
これまでに食べた山小屋のお弁当(と言ってもそれほどないけど)のなかで
一、二を争う美味しさだった。
焼き鮭にナゲット、ご飯にはタラコふりかけに梅干し、
そして素晴らしかったのがイカみりん (名称わからないけど笑)
ご飯がすすみ、ペロリと平らげました。


あそこが剱沢だよ・・
あそこからああ行ってこう行って、と
説明しながらごはんを食べているうちに
残念ながら劔様は白波の雲に飲み込まれて。。。
でもその姿をとりあえずはここから見ることができたのでよしとしますかね。


いつかそこへ行くから。





劔御前小屋まで来るとかなりな人の賑わいが。
前回雷鳥坂でへばった自分はあまり良い思い出がないけど
これから歩く新室堂乗越への道はどんなだろう。




歩きだしからお花まみれ。






ガスってきても足元のお花がすごくて
見下ろしても見上げてもお花畑の素晴らしい道。




ヨーコチャンとキャーキャー騒ぎながら
お花にカメラを向けては止まってばかりで
ちっとも前に進めない。


それでもようやく新室堂乗越からテン場への道も
木道が出てきてお花畑の中だったり素敵ステキ。


PM 13:15
雷鳥沢キャンプ場到着。
空いてる場所にザックを下ろして
雷鳥沢ヒュッテまで荷物を取りに行ったなら
もちろんビールも買ってきて・・・
「おつかれさまでしたー!」


我が家をたてたらしばしゴロゴロ。
達成感と疲労感でもうヘロヘロだけど
まだなんとなく興奮が冷めなくて
広げたシュラフの上で横になりながら
なんとなく意識が飛びそうで飛ばなそうな至福の時間。
・
・
・
普段の日帰りの山、とは違いすぎるそのスケール感。
凄いな立山も室堂も。
朝も4時前から歩きだして
あれだけみっちりと歩いてしかもあの景色の中を
そして午後の早い時間にまたここに居ることが不思議な感じもしないでもないけど
このまま慌てて帰る支度をしなくても良いんだ・・・
そう思うだけでニヤニヤが止まらない。

8/14 Mon
AM 3:40 出発。
月は出ているけど紗のような薄い雲が空にかかる。



ヘッドランプをつけて昨日下ってきた道をもくもくと歩く。

新室堂乗越を過ぎて
少しだけ空が白んできたころ
右手に現れたのは綿のような雲海を突き抜けて
早月尾根から伸び上がる剱岳だった。
( つづく )
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