巻機山  2017 8/5・6  ③

しまこ









物憂い午後の木道を。












清潔な避難小屋の二階へ上がると先客は三名だけ。

お隣で本を読んで寛いでいたベテラン風の単独男性は
9時過ぎには巻機山山頂まで踏んで一番乗りだったとか。
ど、どれだけ健脚なのか(汗)




















身の周りを整えたらご褒美Bの前に
一応水場へ水だけ確保しに。

雪渓は溶けたばかりでハクサンコザクラの咲く道を抜けて
沢の源頭近くへロープの垂れた急な道を下ると。















ミズバショウまで咲いている
冷気が吹き出す水場の水はもちろん氷水のように冷え冷えで
手ぬぐいを濡らして汗を拭うと例えようもない気持ち良さ。










ハクサンコザクラや花たちが可愛すぎる。















そして。


おつかれさまでした!

避難小屋ゆえ全部自分で担ぎ上げてきたBEERはひときわ美味しい。















小屋の前のベンチで
美しい山肌に優しい稜線を眺めながら
ビールを飲み、簡単なおひるごはんを食べたら
もちろんデザートと美味しい水で淹れた珈琲も。


 


バナナケーキ・インビシブル風。
…何がインビシブルかと聞かれても困るけど笑。















こうして小屋の前でぼんやりと過ごす時間。

山に居られることの幸せを
しみじみとひしひしと感じる時間。


何にも代えがたい贅沢な時間。
















PM 14:30

このままここで 「スナック ・ マキちゃん」 を開店してもよかったけれど
せっかくもう重い荷物を担いで歩かなくてもいいわけで
ケーキで満たされたお腹も少し減らした方が
マキちゃんの肴も美味しくなるかと 
とりあえず織姫の池まででもと足を進めることに。








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キンコウカに包まれた木道が続く。










可愛らしい二つの池が仲良く並ぶ。


ちらほらとニッコウキスゲも微笑む爽やかな道、
素敵な山じゃないの、巻機山。















夏空の青さがうれしくて
もくもくの白い雲に子供の頃の夏休みを思い出す。
絵日記にこんな雲描いてたっけ。















山頂標識のある広場は御機屋と地図には載っていて
標高の高い本当の山頂はまだ先なのだとか。

ここからはずっと気持ち良い木道の一本道。

























池塘を彩る
キンコウカとワタスゲはどこでも仲良しだ。






























気がつくといつの間にか夏空はいなくなって
あたりはスモークみたいなガスに包まれて
このまま歩いて行ったら何処か違う世界に迷い込みそうな
そんな心細ささえ感じる景色になっていた。





風に乗って流れてきた
“ ジュリアンデュビィビィエみたいな木道… ”
という言葉。

そんな例えをされた木道は
世界中、どこを探してもないだろうな、きっと。















風もなく音もない世界。


今日はここまでにしたら…
ポツンと咲くアヤメに言われた気がして
その先はまた明日にしようと来た道を戻ることに。















本当の山頂にはケルンだけ。
この飾り気のなさも新潟の山、という感じ。






















ニセ山頂まで戻ってくると
気まぐれな空がまた青空で迎えてくれた。





(  つづく  )






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Posted byしまこ

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