会津駒ケ岳  2017 5/4・5  ③

しまこ




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何もかもがぜいたくな時間。













ゆっくりと珈琲を楽しんだら
そろそろお部屋に入れるというので
受付をして荷物を入れましょうか。















三角屋根の二階部分が寝室となっていて
階段を挟んで同じ大きさの部屋がふたつ。
清潔な部屋は一部屋に14人。

定員制なので一人一枚のゆったりしたお布団で
ゆっくり眠ることができる。















荷物を整理して
一階の受付&お土産スペースで小屋の奥様のさゆりさんと
ちょっとお話をしながらお土産を選んでいた。


他にお客様もいなかったので
さゆりさんが昔、南アルプスで何年かお仕事をしていたという記事を読んでいたので
そのお話を聞いてみた。


「広河原ロッヂに5年ほどいたんですよ」


そんなお話から始まって、
その時にむかし南アルプスですごい台風が来て…という話を聞いていたさゆりさんの口から
「41人の嵐」は読みたかった本だった…と


「私その台風の時に両俣にいて最後に下山した高校生でした…」


「えーーーーっ!!」


そこで呼ばれた小屋のご主人に

「あの本に出てくる高校生の人だったんだってーー!」



ご主人「えーーーっ!」





















いったい山というのはどこでどんなご縁があるかわからない。

300冊 再版された41人の嵐の
手持ちの最後の一冊が家にあるのを思い出し
東京へ戻ったら送りますね、と約束をして
そろそろお客さんも到着し始めた夕方のはじめ
日の入りの前に早めの夜ご飯を用意しようと
受付のスペースをあとにした。


まさか駒の小屋で41人の嵐の話になるなんて。




















「おつかれさまでした!」

おだやかな
どこまでもおだやかな
空と山頂の下でカンパイ!










ヨーコチャン特製
ブタパイタン鍋とおつまみとビールと焼酎。


しあわせな夕餉の時間。















おなかも満たされてほろ酔い気分。

でも今日はまだまだ…
山頂から越後駒ヶ岳に沈む夕陽を見るんだから。















最後の最後の急登はかなりこたえるけど
ちょっと立ち止まって振り返ればこんな景色だし。





静かでおだやかに暮れていく今日。
2度目の山頂は貸し切りだった。





誰に
何に
感謝をすればいいんだろう。


この眼下の山並みを
今見ているのは私たち3人だけ。
































 


言葉もなくて
ただ移り変わる空の色を
金色の光を放つ越後駒ヶ岳に沈もうとする夕陽を
三人でぽおっとながめたりカメラを構えたり
思い思いに過ごした時間はやっぱりこれ以上ない
贅沢で豊かな時間だった。



















































なぜあの時GWに
会津駒ケ岳に行こうと思いついたのか
明確な確信はなかったけど。



これだ、これだったんだ。

こんな時間を過ごすためにここへ来たんだ。




(   つづく   )





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Posted byしまこ

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