大菩薩峠・大菩薩嶺 2017 2/11

久しぶりの大菩薩。
唐松岳に行くはずだった週末は
またしても今期最強の寒波がやってくるとかで
唐松はもちろん見送りに。
「しーまひゃーーーん♪」
と連絡をくれたヨーコチャンと以前乾徳山にご一緒したMさんが
大菩薩に行くというので同行させていただいた。


裂石のほんのり雪が積もった駐車場から歩き出す。
ヨーコチャンと初めて会って
最初の雪の山が確かこの大菩薩だったような。

林道をゆるゆる進み千石茶屋が見えてきた。
ここまで来る途中では目の前にリスが登場。ほんものの。
初めて見る野生のリス♪
ちょこちょこと素早い動きで林道を横切って行ったけど
纏は持っていなかったような。。。






登山道に入ってはるかに見える南アルプスは
さすがに寒波の影響なのか雲がかかって
その白根の山は残念ながら望めなかった。
でも青空と冷たい空気で気持ちがキリッとする。


前回の大菩薩は
福ちゃん荘から雷岩に登ってしまったので
大菩薩峠へのこの道を進むのは久しぶり。
のどかな風景に緩やかに上がって行く道も嫌いではない。


大菩薩峠といえば
中里介山の『大菩薩峠』はジェットコースター時代劇…
ヨーコチャンにそんな説明をしながら見えてきたのが介山荘。
途中まで読んだけど あまりに長くてまだ最後まで読めてないなあー…


定番のこの景色。
峠から見る奥多摩方面はすっきり晴れた空。

富士山と大菩薩湖も定番風景。



稜線に出ると冷たい風が吹き抜ける。


雷岩から大菩薩嶺へ進んでいくと
あれ?

山頂標識がふたつある。
前回来たとき右側のものが新しくなったばかりの時だったけど
まだそんなに古くないのになあ。
寒くて景色のない山頂をすぐに後にして
丸川峠への奥秩父らしいコメツガの森をくだっていく。

PM13:40
丸川峠からもまだ富士山の裾野が見えていた。


なんとMさんがカップヌードルを人数分担いできてくださったというので
そのチリトマト味をありがたく美味しくいただいて
身体が温まったところで山頂デザートを。
超簡単ガトーショコラはその名の通り超簡単にできた割には
味は濃厚で珈琲との相性も抜群。
手前味噌だけど美味しかった~。


雪の粉糖ふりかけてもよかったかな。




丸川峠からの下りはなかなかの急な道と
ちょっと岩場っぽい場所もあって神経を使う。
でもゆるやかに歩いてきた今日一日を振り返りながら
とても充実して楽しく歩けたことに感謝。

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実はカメラが何の拍子かピントが合わなくなってしまい
上日川峠に着く前にすでにアウト…
なので福ちゃん荘からの写真は全てアイホンカメラ。。。
何のためにカメラ担いできたのか、、、
と情けないテイでとぼとぼ二人の後を歩いて行ったのだけど
帰りの車の中で
実は単にマニュアルモードに切り替わっていただけ
ということが判明して半分笑い話に。
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登山歴50年以上のMさんの
年季の入った素敵なピッケル。
もう30年以上使っているとおっしゃってたなあ。
高校生の頃は予備校サボって山に入っていたとか
槍ヶ岳から上高地まで4時間で下りてきた話とか
とても楽しそうに話してくださって
そして今でも自分のペースであちこち山を歩かれている。
もっとも山だけでなくトレランや自転車もこなし
家には歩荷用に45キロ(!)と20キロのザックがあって
それを担いで2時間くらいは歩いたり
近所の公園で懸垂をしたりとトレーニングも欠かさないそうで
とても真似できないけれど
その山との向き合い方は本当に勉強になるし
そんなお話を聞きながら歩いた山は
こちらも背筋が伸びる気がした一日だった。
( おわり )
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