塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳 2017 1/15・16 ①
唐松岳に行くのに空けていたこの日程。
暖かいお正月休みも終わり
そろそろ準備もしなければと思っていたところに
この冬最強寒波がやって来るという知らせ。
それもこの週末めがけて。
せっかく泊まりで行くのに真っ白な世界ではあまりにも悲しいし
かと言って最強寒波が来てお天気が良くなるのは関東平野しかない。
「いっそ丹沢にでも泊まりで行ってみる?」
近いが故にわざわざ泊まりで歩こうという気にもなかなかならず
でも、焼肉のごはんが美味しいと評判で
小屋も綺麗なみやま山荘にはいつか行きたいと思っていたり
こんな機会でもなければね、と
サクッと予定を変更して大倉へと向かう。
新しいカメラを持って。

朝も始発ではなくて少しだけゆっくりめ。
AM 8:20
大倉のバス停で準備をして歩き出すと
もう早春を告げる蝋梅の甘い香りが漂っていた。

大倉のアイドルに朝の挨拶をして登山道へ。




ゆっくりと身体をあたためながら見晴茶屋 へ。
輝く相模湾に目を細めながらカメラを向ける…
ピントをあっちに合わせたりこっちに合わせてみたり
ズームしてみたり戻してみたり。




堀山の家を過ぎると登山道の様子も少し変わって
脇に雪が残っていたり
長い階段はやっぱり疲れるけれど
富士山も今日は裾野しか見えないけれど
少しずつでも登ってる、と実感しながら歩いて行く。





長い階段の終わり
ようやくおしるこの暖簾が見えて花立山荘に着いた。




ここのお汁粉もいつか食べたいと思いながら
後ろ髪引かれて振り返ると
花立山荘の看板の裏にかかる温度計はマイナス2度を指している。
そんなに寒くないね。



金冷しまでくるとやっぱり雪が増えてきて
風も少し出てきたので上着を着込んで山頂までラストスパート。
・
・
・
12時を過ぎて、もう下山する人の方が多いくらいの最後の階段を登りきると
久しぶりの塔ノ岳の山頂に着いた。

やっぱり富士山は残念ながら雲の中。




陽も翳って寒いので山荘でお昼ごはんをいただきます。
というか今日は最初からそのつもり。
そして実は初めて足を踏み入れる尊仏山荘。



ストーブが焚かれる暖かい空気にほっとしてカップラーメンを注文すると
かわみんちゃんが肉まんをふかしてくれて
ハフハフもぐもぐしていると
身体の芯から暖かくなってくる。





PM 13:30
ゆっくりと休憩したらすっかり空は白くなってしまったけど
軽アイゼンをつけて向かいましょうか、丹沢山まで。
大倉から塔ノ岳や鍋割山の往復と
玄倉から蛭ヶ岳~檜洞丸は歩いたことがあったけれど
丹沢の主稜線である塔ノ岳から蛭ヶ岳の間は初めて歩く道。
ちらちらと白いモノが舞いはじめた道を奥へと進む。



塔ノ岳からのいきなりの下りに
いつも朝な夕なに家から見えているこの稜線も
結構アップダウンがあるんだなぁ…なんて思いながら歩く右手の平野のどこかには
その我が家があるんだなあ、なんて思うと少し不思議な感覚に。



雰囲気の良い尾根歩きは、
しかも踏めばギュッギュッと音がする雪の尾根歩きは
とても気持ちよくて立ち止まってばかりいる。





朝の青空は何処へ…
という気にならないでもないけれど
なにせ最強寒波がきてるのだから
雪雲が流れ込んできても文句の言える筋合いではない。
それどころか、まぁ富士山が見えないのは仕方ないにしても
風に吹かれるわけでもなく青空が見えないだけで
こんなに快適に歩けるなんて想像以上のことだった。

かわみんちゃんがみやま山荘に予約を入れてくれた時
「蛭ヶ岳の手前の鬼ケ岩のあたりはピッケルが必要かも…」
と言われたそうで
ストックに軽アイゼンの私たちは
ダメそうなら無理して蛭ヶ岳まで行かなくてもいいね
なんて話していたけれど
すれ違った蛭ヶ岳日帰りの健脚おねえさんと立ち話をすると
「大丈夫でしたよ~」
とのことでほっとしたり。
それにしても蛭ヶ岳日帰りか…すごいな。





PM 15:00
ちょっとだけまたお日様が出てきた頃
1567mの丹沢山の山頂についた。
コレかあ…
よく見る山頂標識は。
( つづく )
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