甲武信岳Ⅰ  2014 12/7

しまこ




おもひでのやま。



3年前のことを思い出と言っていいのか
意見が分かれるところかもしれないけれど
いろいろ登ってきた山の中でも
確実に
この甲武信は思い出の山の一つに数えられる大事な山。





3年前の12月半ば。

毛木平からの凍った登山道。
誰にも会わない静かな道。
危うく凍傷になりそうになりながら立った山頂。
山頂からの富士山と真っ白な白根三山。


その時
他に誰もいない
風が吹きすさぶ山頂で
北岳にむかって


  「 ら い ね ん はーー
    き た だ け のーーー
    さ ん ちょう にーーーー
    た ち たーーーーーーーい!!!」


と、声の限りに叫んだことが
まるで昨日のことのようだけど・・・・・あれから三年。

地元のおやじの会の登山同好会を主催していたシゲシゲ(仮称)とタイチョー(仮称)と出会って
同好会を登山部にしましょうよ、
とか何とか言いながら
それに混ぜてもらい初めて本格的に復帰した山。
それが3年前の甲武信岳。


あの山頂で叫んだおかげで(笑)
翌年には
○十年ぶりに念願の北岳に立てたり
その後の山や人との出逢いに繋がっていったのだから
言葉に出したことで
言霊が私の思いを拾って叶えてくれたのだと思っている。






さて今に話を戻して。


AM2:00 地元出発。

この時期、毛木平のトイレは使用禁止なので
野辺山のコンビニでトイレや買い物を済ませて
うっすらと雪も積もっていたので念のためチェーンも付けて
満月が輝く道を毛木平へと走ります。


毛木平6時過ぎ着。


やっと明るくなってきて満月は木の間越しに沈んでいくところ。

クリーム色、いやカスタードの色をした満月が本当にきれいだった。

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準備をして、
と、簡単に書くけれど
この準備をしている間も寒いこと寒いこと。
靴の紐を締めたりスパッツを付けたりする間だけでも手がかじかんで
あっという間に感覚が無くなる…。

気温はマイナス10度。

ずっと陽が射さない北側の源流の道。
わかってて来てるんだけどやっぱり寒いんだなぁ。



6時半、うっすらと雪のついた林道を歩いて甲武信ヶ岳に向かいましょう。





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普段の雪の山を歩くよりも一枚余分に、フリースを中に着込んで出発。
いつもなら10分も歩けば暑くなってくるけど、
傾斜の緩い林道歩きということもあって、これだけ着ていても暑くはならない。





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沢の流れを耳にしながら
昨日降ったらしい雪がうっすらと積もる登山道を進む。





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3年前は支流の流れが凍ってツルツルの登山道を
なぜか…
なぜかアイゼンも付けずにそろりそろりと歩いて行ったっけ。
ナメ滝のあたりなんかはカチコチで
ロープを頼りにちょっとした段差を上がった気がしたけど、
今回は雪がついているせいか
歩く分にはたいして苦もなくナメ滝まで歩けた気がする。





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相変わらず日差しは無し。

でも空は青さを増して。



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ナメ滝を過ぎて橋を渡ると流れが近づいくる。

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雪の中から何かがむっくり出てきそうな^^

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たまに
本当にたまに陽射しが差し込むと
キラキラ光る…ダイヤモンドダストが。






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息が苦しくなるのでネックウォーマから鼻だけは出して歩いてるんだけど、
さすがにこのあたりになると
もう鼻が凍ってるんじゃないかと思うほどの冷たさ。




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それでも流れに咲く氷の華に見とれながら歩いて行くと
やっと着いた源流の碑。





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ここまで来ると
あとひと登りで奥秩父縦走路の主稜線に出るので
ちょっとほっとしながらミニクリームパンをパクリ。
だけど、この辺りの寒さは尋常でなくて
この山行中で一番寒いのがこの場所だと思っている。

身を切るような…いや、身を突き刺すような寒さ。。。。




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3年前はこの辺りで汗に濡れた手袋が凍りつきそうになって

…冬用の手袋じゃなかったという
12月の山をなめてた本当に恥ずかしい話し。

手も今までに経験したことないようなピリピリとした感覚になって
本能的にヤバい、、、と思った。その時。

どうしよう…手がやばいかも…

歩いてる途中だったけどすぐに止まってもらって
とりあえずお守りでザックに入れてきた
高校時代から使ってたハンガロテックスに直ぐに付け替え
おかげで本当に事なきを得たちょっと苦い経験。

それ以来
冷たい外気に触れていると人差し指の先が蝋のように白くなってしまう。
本当に危なかったんだ、あの時。



手袋






そんなことを思い出す場所でもある源流の碑のあたり。
ここから先、傾斜もきつくなるのでアイゼンを付けて。
さあ、主稜線まで上がればお日さまもあたるし、眺めもあるし。

今日はあの富士山や北岳が見れるかしら。



風が強くないことを願いながら。





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( つづく )






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Posted byしまこ

Comments 4

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taki
冷え〜

女性だから誰かがチヤホヤ面倒をみてくれる、というものではなく全て自己管理、自己責任なんですね。
スイーツ食べるのって大変なんだぁ。。。

しまこ
あたりまえだのクラッカー

タキさん♪早速ありがとございます。

声を大にして言いますが(笑)
いつものメンバーで、女扱いされたことはまっっったくありません…
かわいそうな私(笑)

まぁでも山に関しては自己責任だし、
自己管理が出来なければダメなので
一緒に歩いててその方がこちらも気は楽ですけどね(^_-)

のんきに山でデザートばっかり食ってんな〜〜
って思ってたでしょ。
でもね、たまにはそうじゃない時もあったりしたんですよ。
ま、それでもデザート担いでいきますけどね、どこへでも^ ^

  • 2014/12/13 (Sat) 14:36
  • REPLY
sho
叶う願い願いは叶う

スタートはクリーム色・・・カスタード色・・・
満月ケーキかな?なんて、
しまちゃんらしいスウィーティーな山旅の始まりに今回も
ワクワクしながらカーソルの指をツツツツツっーと


山の襞に深く分け入る感じ
すっかりボクの中でも馴染みの後ろ姿
信号機カラーに思わず笑み(緑=青^^)。
うん
目に見えないけどツンと頬さす空気までもが
心地よい感じ。


それからなんだろう?
無音という音、水の音、空、大地、水、光、時の流れ・・・
blogからは音なんて聞こえてこないはずなのに・・・
厳しい冬の前の情景がすすすーっと伝わってきたりして。

いいねー
光りが刺すまえの青白き風景。
晩秋と初冬のしずかな朝のデュエット♬

もうあとひと月もすれば黒く光るせせらぎも
深い眠りにつくのかなぁ。
暖かな真っ白の絹のお布団に覆われて
深い眠りにつくのかなぁ。

この時季でも山は立派な冬。
指先が凍る感覚・・・それは初冬とは言え、立派に厳冬期に匹敵する証だね。
ボクもじんじん指先を襲うあの痛みだけは耐えられない。
ジッポーのカイロは必携!


・・・
と急速に山の密度が濃くなったかと思ったら
前半はおしまい♬

後半はまたの楽しみにとっておこうっと^^

あっ♬
クリームパンの登場に満月思い出してなぜかにんまり。

しまこ
願いが叶ってしまっても


クリームパンを頬張りながら
実は、思い出してました。
満月を。

でもクリームパンのクリームよりも
満月の方が卵がたくさん入った色をしていたな~
本当に美味しそうな・・・
いや違う、
・・・・・本当にきれいな満月だったんですよ。



あぁ、初冬だったんですね、まだ。

師匠のコメントを読んで思い出しました 笑

あの朝も毛木平から
肌を突き刺すような冷気の中を
指先に血が通うようにグーパーグーパーしながら歩いていたので
すっかり気分は厳冬期(笑)


blogから
厳しい冬の前の情景が
少しでも伝わったならうれしいですね^ ^
でも
・・伝わってきたりして・・だから
実際にはまだまだってダメだしなのかな 笑

このところの強烈な寒気で
多分今頃、
西沢の黒く光るせせらぎにも
白い絹のお布団が掛けられてしまったんだろうな。
もう深い眠りの中なんだろうなぁ。



本当に山は一期一会。
ほんのちょっと遅かったら
もう会えなかったかもしれないんですもんね(-_^)