燕岳 2016 7/23・24 ③

山小屋と山の朝を楽しむ。
ガスの中の山頂を踏んで
山荘へ戻ると、すぐに夕食の時間となった。
4時半からの夕食とはかなり早い…
宿泊者が600人…だそうで
どうやら今日は夕食は4回戦まであるらしいから
それを考えれば仕方ないかな。
それにしても600人てすご過ぎる。。。

チーズ入りのトマトソースハンバーグにお魚のメイン、
サラダに野菜にデザートは杏仁豆腐。
ごはんお味噌汁はおかわり自由の上、煮物とお新香はテーブルに大皿で取り分け、
と、山の上では至れり尽くせりな夕食だった。


そろそろ食べ終わろうかという頃、ちょっとご挨拶を、とオーナーがアルプホルンと共に入ってきた。
燕山荘の歴史、山の話、登山者への注意点などひととおりのお話の後、
今上がってきたばかりなので息がつづくかどうか…
とおっしゃりながらアルプホルンの演奏を。


小屋へ来た人たちに楽しんでもらおうという心遣いに拍手を送り食堂をあとに。
今日の寝床は新館の58番。

5時半に談話室集合で
シゲシゲが担いで来てくれたワインでまたまたカンパーイ。
ハルミサンは小屋特製いちごミルク♪



今日は夕方になってもガスが落ち着かず
ずっと真っ白だったけど一瞬見えた向こう側にカメラを持って外へ飛び出す。




それ以上は望めなかっだけど
灯りのついた小屋は素敵だった。

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7/24( 日 )
AM 3 : 30 起床
三畳に6人で寝られるかどうかと心配だったけど
耳栓のおかげもあって思ったよりは良く眠れ
寒いかなあという心配も
ほとんど布団をかけずに寝るほど。

日の出を見るために4:15からの一回目の朝食を食べるべく
30分近くもまだ時間はあるけど、小屋の人の話だと朝食は来た順なので皆さん並びます、ということで
早めの行動に越したことはない。食堂へ降りていき列に並ぶ。
早いけど準備ができましたのでどうぞ、
と言われたのは3 : 55 だった。


ささっと、でもしっかりと朝ごはんをいただいたら
着れるものを着込んでカメラを持って
小屋の裏手の舞台へ急ぐ。
もうたくさんの人がその時を待っていた。

残月と槍ヶ岳。
まだ月の輝きの方が勝って深い藍色の中に眠っているよう。



それぞれが山で迎える朝を楽しみに日の出のときを待っている。






移りゆく雲の色に前を向いたり後ろを向いたり…
でも、こんな色の空に、朝に、逢いたかった。





一瞬で移り変わる空の色、山の色、空気の色を思う存分楽しんで
朝一番のショーは静かに終わりを告げた。
せっかくなので朝の裏銀座の山々にもあいさつをと表側までぷらぷらと。



日の出の余韻を、山の朝を愉しむ人たち。いいなぁこの時間が。






AM 5 : 30
昨日はガスで何も見えなかった燕岳。
もう一度山頂まで行ってきましょうか。



山頂手前の斜面のお花畑では
朝ごはんを食べる雷鳥親子にも会えたし♪


山頂からの景色はこんなだったんだ…

鹿島槍のふたつの耳もはっきりと。
その向こうは五竜と唐松かなぁ。

立山方面もくっきりと。


富士山も遥か向こう雲海の上に
プリンみたいな頭の上をちょっこり出して。

昨日行った北燕岳も綺麗な山。

今朝は槍もご機嫌で
マダムたちはこの景色と槍が見えたことでさらにハイテンション♪
普段はお仕事やお子さんの学校関係で忙しいリミサンは
「ああ~夏休みだわ~♪」
と本当に嬉しそう。もちろん私も。

去年あの稜線を歩いたんだなぁとしみじみ眺める
鷲羽岳から水晶岳。



トラバースから見上げる燕岳の山頂に立つ人たち。





メガネ岩もコマクサもイルカさんも今日はご機嫌。
この稜線には青空が似合ってる。
こんな景色が見えるんだもん、やっぱりすごいな燕岳。
さて、山荘へ戻ったら大天井方面へさらなる稜線散歩に出かけましょうかね。
( つづく )
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