阿弥陀岳  2016 7/2  ②

しまこ













コルまで下りて一息つきながら
このお天気で赤岳も行かないし
このまままた行者小屋から帰ってしまうのも、と思って

・・・・・普段なら絶対行かない中山展望台に行ってみるのはどうですか?

と提案して、それなら赤岳鉱泉周りで帰ろうか、、、

なんて話をしていると…












雲が流れて上がっていく。。。



真っ白けで斜面さえ見えなかったのが
キレットの稜線や斜面の緑が鮮やかに浮かび上がってきた。

小屋に戻る頃には晴れそうだね…

下山すると晴れる、というのは山あるあるネタとしてよくあること。

それならそれで下から晴れた山見ればいいし、
と気分は軽く行者小屋へ来た道を戻る。













この花何?


ハクサンフウロ!

(ほんとはタカネグンナイフウロだったけど)


ツバメオモトをハコネユモトと言い続けるシゲシゲに
せめて10個は花の名前を覚えようよ、とあれこれ花の話をしながら下る道。







































これは何?



声をかけられて止まりそこには

オサバグサ。

おぼろげに名前はなんとなく覚えていたけれど
それがその花か自信はなかったので帰ってきてからチェック済。


日本固有で一族一種の花だとか。
















赤岳からの分岐まで戻ってくると
流れる雲の間から青空まで。


















行者小屋へ戻りお昼ごはん。

相変わらず涼しいくらいの気温なので
生ビール、という感じにもなれず…
シゲシゲが買った缶ビールを一口もらえばそれで満足♪













このメンバーだと
本当にそれぞれ簡単なお昼ごはんを済ませると
ではでは中山峠へ向かいましょうか。


























分岐から5分ほど。。。

だけど、でも。













おーっ!


阿弥陀岳から赤岳まで雲が上がっていく様を
ここから見ているだけでもなかなかの迫力。

おまけに大同心や小同心も雲が切れて手が届きそうにそこにある。
























中央アルプス、木曽駒ヶ岳だろうか。


わずかに残る雪渓までこの目で見える。

いいねー。

いいですねー。











誰もこない展望台でのんびりと稜線を鑑賞♪


さて、赤岳鉱泉へ向かいましょう。苔の道を。


























ツワモノたちの休息。良い絵だな。

















赤岳鉱泉から明るい北沢を美濃戸口へ。


歩き出す頃には、青空がその勢力を強めて
眩しい日差しに、もう夏の緑と水のきらめきがクラクラするほどに。



















先頭のタイチローサンはとにかく足が速くてとても追いつけないし
間は空いてしまうけど、朝からは思いもしなかった
このキラキラした道を楽しみながらついていく。
























途中で何十人という団体さんといくつもすれ違う。

スタンプを押させてもらおうと寄った赤岳鉱泉で

今日は団体さんが…

という話を小耳に挟んでいたけれど
この人たち全部赤岳鉱泉泊まりか。。。と思うとちょっと引いてしまうくらい…








そして下山していくにつれて増えてくるアブ。。。

払っても払ってもついてきて
ちょっと油断するとタイツの上からも噛まれてしまい
最後は振り切るように小走りになりながら…

















車に乗っても大変なアブの攻撃にみんな辟易としながらも楽しかった一日が過ぎていく。







シゲシゲとタイチョーと三人で山に行き始めた頃
下山すると必ず寄っていた地元のBIG BOY。

大俵ハンバーグを食べて食べ放題のサラダを食べて
ビールでお疲れ様をして(運転手はノンアルだけど)…
が恒例だったけど最近久しく来れてなくて
今日はタイチローサンが寄ってくれるというので本当に久しぶりに♫










阿弥陀岳の日帰りが
比較的楽だと感じられるくらいになったことは
やっぱり周りのメンバーのおかげなんだろうな、、、本当にありがとうございます。



至らないブチョーですが、これからもよろしくお願いします^^









(  おわり  )






関連記事
スポンサーサイト



Posted byしまこ

Comments 2

There are no comments yet.
kawamin
比較的楽な日帰り・・・

さすがしまちゃんだな
阿弥陀の日帰りが楽だなんて。
私は最近、まったく自信がないんだ。
S−8で登った蝶が岳からしてそうだけど、それは単に
靴が重いってだけじゃないような気がしてる今日この頃。
口に出して言っちゃうともう登れない気がするから言わないけど。
しかも、最近はゆるゆるばっかりじゃない?w
丹沢主稜やった以来、がっつりとはほど遠い。

山って一緒に行く人によって全然違う景色になる。
色鮮やかにいつまでも残るもの
優しい色を見せてくれるもの
いつのまにか色褪せてモノトーンでしかなくなってしまったもの。



楽しい山、行こうね(^^)

しまこ
あくまでも比較的w・・・

同じ山の同じコースを歩いても
その時の体調や気分で
まったく違う道を歩いてるみたいに感じる時あるよね。

最初に南沢を歩いた時
テン泊装備でしかも真夏
汗だくだくで樹林帯の暗い道がすごくしんどかった。
その時は行者にテント張って
赤岳往復しただけでヘロヘロ…

でも今回は日帰りの楽チン装備
このメンバーだからバーナーも持ってかないし
雨具と水と自分の食べる分だけの食料のみ。
しかも足元はぴったりのブーティで
まるで裸足で歩いてるみたいな(笑)
そんな過去があるからそう感じただけという話なのよ。

新しいS8は確かに重くて
慣れるまで大変そうだけど
かわみんちゃんはやれば出来る子なんだし
歩かなきゃいけない状況になれば誰より
本気で歩くでしょ^^


気分が沈んで
今まで歩いた山さえ
白黒写真に見えてしまうような時でも
また新しい景色を見れば
やっぱり山歩いていて良かったな、って
絶対にそう思えるから…
なんてことは私が言わなくても
かわみんちゃん自身が一番良くわかってるよね(^_-)



うん、楽しい山行こうね(^^)