阿弥陀岳 2016 7/2 ①

ツワモノたちと阿弥陀岳。
浅草岳に行きたかった…と
泣いて悔しがっていたシゲシゲもなんとか復活。
最初この週末は北岳にテントでという予定だったけれど
シゲシゲも復活したとはいえ不死身の人でもないし
風速20メートル超の天気予報に
無理はやめましょう、と、さくっと歩けて
実は南八ヶ岳で登り残していて前から行きたい思っていた阿弥陀さまへ。
忙しいタイチョーも日帰りなら行けるというし♪


お昼頃にもしかしたら晴れ間も出るかも…
そんな天気予報だったので
ガスの中を歩くことは承知の上、たとえ山頂真っ白けでも
シゲシゲのリハビリかねて山の空気を楽しみましょう。
八ヶ岳のこちら側も去年のツクモグサ以来、久しぶりだしね。






明るい北沢と比べて あまり好きじゃない
という声も聞く南沢だけど
歩きなれると
次々変わる道の雰囲気が嫌いではないんだな、これはこれで。


ふわふわと何か漂っている。
雪のような
羽毛のような
綿毛のような…
上を見上げるといた、そこに。
柳絮、だった。

どこまで運ばれていくのだろう。





そして
本当はここからドーンと見えるはずの赤岳から横岳への稜線は
真っ白な雲の中で今日は出番なし。


行者小屋のベンチで小休止。
下界では30度超えの予想の天気予報も
ここでは汗をかいた身体が冷えて
震えるくらいの寒さに持っているもの全部着込んでやっとひと息。
ダウンを着込んでる人もいて
でもそれは大げさでないくらいに涼しい…を通り越して寒いくらい。






そしてガスの中へ。
ここを歩くのは4年ぶりくらいになる。
山を再開した次の年の夏に
行者小屋でテントを張ってシゲシゲたちと歩いて以来。
「楽しかったよねー♪ 」
と当時の話で盛り上がり
でもその時は赤岳を往復してもうくたびれてしまい
阿弥陀は登らずに分岐からこの沢を下りてきていたのだ。




コルへ出ても真っ白け。
まぁ仕方ない、休憩もそこそこに最後の登りを楽しみましょう。


花達に励まされながら。



AM 10:10
来たかった阿弥陀岳。
真っ白だけどそれもまたよし。


あの急登からはあまり想像できないような
かなり広くて平らな山頂で
風もそれほど強くないので山頂デザートでも。
暑さも覚悟でコーヒーゼリーを冷やして持ってきたけれど、結局、
暖かい珈琲が美味しかったね。




なーんにも見えないけれど
心の眼で赤岳や権現や甲府盆地や南アルプスを
刻みつけて
ゆっくりと山頂を楽しんだら下山しましょ。



ガスの中へ吸い込まれるように。
( つづく )
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