浅草岳 2016 6/18 ②

最初の印象。
ファーストインプレッションはとても大事かもしれない。

木陰にすくっと立つその姿は本当に素敵で
この先、多分いくらでもヒメサユリには逢えるのに
みんな代わるがわる
その最初に逢えたヒメサユリにカメラを向けている。
もちろん私も。




もうサラサドウダンやウラジロヨウラクの花は
見頃を過ぎているので
そこへ出てくるヒメサユリに心を奪われるのは
当然といえば当然なことなのかもしれない。




まだしばらく岩がちのヤセ尾根を黙々と登っていく。










なんとなく道が緩やかになってきた頃
他のルートから歩いてくる人影や
山頂付近の人が見えるようになってきた。




AM 9:50
おつかれさまでした!

決して広いとはいえない岩がちの山頂は
かなり大勢の人で埋まっていた。
予想通りに山頂を覆っていた雲は上がり
眼下に田子倉湖を望める。

見渡せる限りに人工物のない
深い山へ来たんだなあという実感。
標高こそ2千メートルも無いけれど。
簡単なお昼と山頂デザートでのんびりと。


ゴローセンパイと。

おニューの靴は
もっと足慣らしをしてから…が本当のところだけど
ここまで何のストレスもなく歩いてこれて
さすがオーダーメイド♪

続々とやってくる人たちに場所を譲るように
私たちも腰をあげることに。


六十里越までの周回コース、
これからがヒメサユリロードの本番とワクワクしながら
まるで違う雰囲気を見せる池塘もあるなだらかな湿原の道へ。

振り返る浅草岳。
そして青く広がる空。




…後から思えば。
この傾いた指導標…これをよく確認しておくべきだった。






雪渓を吹き上げてくる涼しくて爽やかな風と
山の反対側のなだらかな山容を眺めながら
小さなピークを超えて行けば
道は下り気味になり。

結構な勢いで下っていく。。。
「もうヒメサユリ無いのかな…」
そんなことを思って歩きながらふとGPSで現在地を確認すると。。。
「道が違います!!!」
どうやら左に直角に折れて進まなければならないところを
直進してまったく違う登山口へと向かっていた。
このまま下りては例えが悪いが
雲取山から鴨沢へ下るのと
奥多摩駅へ下るのと、くらいの差がある。
下り始めて30分くらい経っていただろうか、
登り返さなければ帰れないことがわかり
それでも誰一人文句を言う人もなく
黙々と登り返す。



ピークを二つほど・・・
そして雪渓もまた渡り返し・・・
どうやら
最初に出てきた、まるで雪田だと思っていた場所に
よくよく見ると踏み跡がついていた。。。。

PM 12:30
時計を見ると
約一時間半のロス。
覚悟して進みます、鬼ケ面山への道へ。
( つづく )
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