平標山 2016 6/5 ①

花の山。
去年初めて訪れて
その可愛らしい花たちと優雅な稜線に
すっかり魅せられた平標山。
今年は花が早そうだよ、と
6月初めの土曜日深夜
去年も連れて行ってもらっているKちゃんと
平標登山口の駐車場へ。

去年はお花に足も進まず
その上、仙ノ倉山まで往復したので
下山したのが5時半近くとかなりゆっくりになってしまった。
その反省も踏まえてお花を見れば進めなくなるのもわかっているので
朝の出発時間も若干早めに。


ネット上でこのニュースも見ていた。
トレランの人たちが走りにくい階段を避けて
お花畑に踏み込んでしまうという。
踏まれるともう戻らない植生。。。
そもそも山は走るもんじゃない!と普段から思っている自分なので
走りたければこの山をわざわざ選ばないで
里山でも走ってればいいのに…と思わないでもない。
(意見には個人差があります)






お天気は回復傾向だけど白い空。
日の射さない森の中は静かで
遠くに鳥のさえずりをききながら
もくもくと登っていく。



ひらける場所へ



流れる雲に青空ものぞく。
「山頂に着く頃には晴れるね、きっと。」
根拠もない確信がこころにわいてくる。
でも、かなりの確率でその思いは現実になることはわかっている。

















松手山をすぎてしばらく頑張れば
またこの景色に逢える。





稜線を越えておりてくる雲に見とれ
笹原の美しさに見とれ
ときおり差してくる陽射しに見とれ
これまで歩いてきた道に見とれ
これから歩ける道
これから出逢う花を想うと
この先のちょっとキツイ登りも耐えられそうな気がする。






青空が優勢になってきて

ツルが群れをなして空を駆けていくよう。




純白で穢れのない
ハクサンイチゲに今年も迎えられた。


はいどうぞ、と
白い小さなブーケを差し出されているようだった。
まだどれも開きはじめの穢れのない白さがまぶしい。



やがてついた、平標山の山頂に。
もちろん、山頂を覆っていた雲はいつの間にか切れて
真上には青い空が広がろうとしていた。

( つづく )
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