山頂デザートな日々

しらびそ小屋  2018 1/7  ②

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森のアイドルに大の大人が寄ってたかって。・・・外に人が居なくなるとリスは喫茶室の窓辺の餌台にやってくるという。小鳥が来ても気にする様子もなくちょこまかと頭を雪に突っ込みエサのタネを探しては両手で包み込むようにカシュカシュと食べてひたすらその動作を繰り返す。たまに 「ん?!」 という表情で顔を上げたりするんだけどその表情がたまらなくて他にほとんどお客さんのいない喫茶室の窓辺に大人3人が張り付いてカメ...

しらびそ小屋  2018  1/7  ①

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一緒に山を歩いてくれるタイチローサンの職場の同僚にみどり、という名前の方がいるという。実はその方はしらびそ小屋を建てた先代のご主人の娘さんで、そう、小屋の前にある「ミドリ池」というのは娘さんの名前にちなんで池に名前をつけた、ということなのだそうだ。そんな話を前から聞いていてあまり歩いたことのない北八ヶ岳の向こう側しらびそ小屋にはいつか行ってみたいと思っていた。森の中の小屋の窓辺にはリスが来て池越し...

木曽駒ケ岳  2017 12/30

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久しぶりに3人で行くかぁ…地元の元祖登山部の、シゲシゲと隊長と3人で本当に久しぶりに予定を合わせられたのがこの年末。ラッセルで上まで上がれなさそうなら雪訓するぞ、ということでシゲシゲがトレーニングのベースにしている木曽駒ケ岳へ向かうことに。駒が池に着くころちょうど主峰が白く浮かび上がる。暮れも押し詰まったこの時期にこんなに人がいるのかと意外だったけどこの分ならラッセルしなくて済みそうだねなんて始発の...

飯縄山  2017 12/16・17  ③

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1982年にカモシカ同人隊の隊長としてダウラギリに登頂された先代のご主人。懐かしい形のアイゼンやピッケルが静かにその時間を語っている。夕食は一皿ずつ温かいものは温かくサーブされ食べきれないくらいのボリュームと美味しさで。12/17  ( Sun )夜中に物音で目覚めるとそれは降りしきる雪の中を走る除雪車の音だった。雪の朝。道も圧雪されて真っ白。帰りがけ、先代の奥様のみっこさんが「ルリちゃんによろしくね~」と...

飯縄山  2017 12/16・17  ②

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この向こう側にはどんな景色が待っているんだろう。飯縄大権現の石の祠を過ぎるとすぐに南峰のピーク着いた。その先はなだらかな稜線になっていて登り始めてからずっと山頂を覆っていた雲はいつの間にか取れていて山頂まであと10分の表示にまた雲で隠されないうちにあそこまで行ってそこからの景色が見たい、と思わず駆け出しそうになっていた。稜線から見えた北に輝くさらに白い峰。黒姫山の奥には妙高や火打や焼山だろうか。まだ...