山頂デザートな日々

九重連山・阿蘇めぐり 2017 6/24~26  ①

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熊本に乾杯。・・・サチが九州に引っ越してしまってからまる二年が過ぎた。昨年の春には住んでいた熊本が大震災に見舞われて大変な思いもしていたのに何ひとつ力にはなれずにそうこうしているうちに今度は佐世保に引っ越すことになりそれからもまる一年が過ぎていた。「九州おいでよ~」と、ずっと言われていたのになかなか遠くてイメージがわかず重い腰が上がらなかったダメな私とは違い旅慣れたヨーコチャンが「シマサン、6月に...

あじさい山・山抱きの大樫・千年の契杉  ②  2017 6/18

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こんなにたくさんの紫陽花を見た記憶はあまりない。白いアジサイも多くて街ではあまり見ないけれどそれは何というか決して自分の感情を出さないけれど強い意志と秘めた熱を持っているような。無人販売に置いてあるものも珍しくて惹かれるけど一応観光名所となっているようで駐車場の脇にはテントが張られ地元の物産品や山野草も売っている。「手間かかるから本当は作りたくないんだよね…」とボヤキ続けるおじさんの話を聞きながら...

あじさい山・山抱きの大樫・千年の契杉 ①  2017 6/18

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最近のお気に入りは五日市。高尾の近さは便利だけどどこを歩いてもそこそこ人に溢れていて最近ちょっとそれに疲れる時もある。贅沢だけど。高校同窓会の山行で何回かいろんなルートを歩かせてもらっていたこのエリア。立川から35分ほどと比較的近く駅から直接歩ける範囲にも穴場がたくさんあったりする。さすが秋川渓谷のおひざもと駅の時計にも釣り人がデザインされていたり。三頭山や養沢へ行くバス停の大行列は相変わらずのこ...

牛奥ノ雁ヶ腹摺山  2017 6/4  ②

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このあたりには「雁ヶ腹摺山」と名前につく山が三つもある。旧五百円札に描かれた富士山の撮影地として有名な「雁ヶ腹摺山」笹子駅の南側にある「笹子雁ヶ腹摺山」そしてこの「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」。高校生の時、登山部の女子で五百円札の富士山を見に行こう!という話になり雁ヶ腹摺山から見える富士山を五百円札と並べてしげしげと見比べた記憶が蘇ってくる。ここからの富士山も素敵だ。それにしてもどうしてそこまで「雁ヶ腹摺山...

牛奥ノ雁ヶ腹摺山  2017 6/4  ①

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梅雨が来るまえに。・・・お天気の良い週末が続いている。妙義へ行った週末に、これでもか、というくらいの降りかたをされて以来。雨が降った週末はその時だけ。しばらく土曜日も仕事で日曜日しか休みがないのでゆっくり休みたいとも思うけれどこんなお天気の日に休んでいたらそれはそれで後悔するのは目に見えているのでサクッと行けそうで眺めが良くて人が少なそうな…よし、湯ノ沢峠にしよう。AM 5:20身支度をととのえてスタート...

徳沢・蝶ヶ岳  2017 5/20・21  ③

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光溢れる季節。・・・徳沢に帰って来て見上げる前穂と明神。さっきまで同じレベルから見ていたのにこうして見上げているとあの高さの稜線に居たことがもう遥かに昔のことみたいな気がする。テントに戻り締めつけていた靴と靴下も脱いで裸足で芝の上を歩くとひんやりとして足の疲れが溶け出していくようだった。お昼時で賑わう徳沢園の食堂で山菜そばをすすって心地よい疲れと共にまったりとしたお昼の時間を過ごす。帰りがけロッヂ...

徳沢・蝶ヶ岳  2017 5/20・21  ②

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天空の道。・・・ちょっとだけ千鳥足でテン場へ帰る。日が傾いていく。我が家に戻って二次会の始まり。ワインとバーボンで肴をつまみながらなんの話をしたのかもよく覚えてないけどみんなでゲラゲラ笑いながら暗くなるまで飲んで話していた気がする。・・・5 / 21   3時起床星がまだ綺麗に輝いている。恒例のシゲシゲが作ってくれるツナとハムチーズのホットサンドをスープで流し込み出発の準備。4時になる頃にはうっすらとほ...

徳沢・蝶ヶ岳  2017 5/20・21  ①

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またこの季節がやってきた。徳沢ミーティング。数えてみればこの時期に徳沢から蝶ヶ岳を歩くのも6回目。 (正確には5回目だった。おととしはロッヂの改修で八ヶ岳にツクモグサを見に行っていた)たまには蝶ヶ岳ヒュッテでテン泊して槍に沈む夕陽や穂高を染めるモルゲンロートを見てみたいという話も出たけれどやっぱり徳沢で宴会を抜きには出来ない…というわけで今年のニリンソウはどんな顔して迎えてくれるのかな。普段よりゆっ...

妙義山・霧積 鼻曲山  2017 5/13・14  ④

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  かあさん あれは好きな帽子でしたよ・・・・・本当は金湯館で作ってもらったおにぎり弁当を鼻曲山で食べたかったけれどまったくお天気が回復する気配もなくこのまま進むのも…ということで標高1312メートル地点で撤退。この先はいつか、晴れた日に山頂までまた来ましょう、きっと。山頂が踏みたかったとか山頂まで行けなくて残念とかそんな気持ちはまったくなくてこの、霧に包まれた山にいられただけでここまで歩けただけでも...

妙義山・霧積 鼻曲山  2017 5/13・14  ③

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霧香の山。・・・・・5/14  AM 5:30  起床青空は出ていない。今日は晴れる…はずの天気予報はどこ吹く風軒から滴り落ちる雫によくよく見ればまだ雨が残っている。それでも気を取り直して朝風呂へ。お風呂で一緒になった大女将が教えてくれた「そこのお水が一番美味しいですよ」というカランのない蛇口からジャージャーと溢れる贅沢な湧水はお風呂上がりの身体中に沁みていった。鼻曲山へ行くので、と早めにしてもらった朝...