徳沢① 2015 9/12・13
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燕岳に行くつもりで大糸線の線路を越えて中房への道を運転するKちゃん。助手席にはKAちゃん。いわゆる丑三つ時、民家が途切れてこれから林道かな、というところで対向車とすれ違った。こんな時間に下りてくる車がいるね。。。車内でKちゃんとKAちゃんと、どこへ行くんだろうねと話していた。するとしばらくして道端にボオッと浮かぶ人影が。。。車は止められその人に言われた。「上の駐車場が満車なのでしゃくなげ荘の駐車場へ行っ...
鍋割山 2015 9/5
「9月5日は丹沢で懸垂下降の訓練だから」シゲシゲが丹沢の沢のお師匠様であるTさんにお願いして懸垂下降の練習をするために組んだ予定。えっとー、鍋焼きうどん食べたいんですけど・・・という私の希望も取り入れてもらいなんとか話はまとまって当日は寄大橋に集合となった。もう秋が転がっていた。Tさんは雨山峠の源頭がいい雰囲気だから、と雨山峠経由のルートを案内してくれることになった。地図を見ると「危」マークがたくさん...
両俣小屋へ ② 2015 8/29・30
「げっ。・・・来たの。マジで。」小屋の中から扉が開いて出迎えてくれたバイト君(ムスコ)の第一声がそれ。すかさず奥から星さんに「こらーっ、お客さんが来たら 『お疲れさまでした』 だろーっ。」指導が入れられ苦笑するバイト君。・・このバイト君の第一声の真意は後に聴いたところ本当はこの一週間前に行くといってあったのに現れずこの土日は天気予報が悪いため雨予報ではハハは普段から山に行かないからもう来ないだろうと...
両俣小屋へ ① 2015 8/29・30
三年前、初めてその山頂を踏んだ北岳。二年前、当時の自分と同じ歳になったムスコと両俣から間ノ岳経由で山頂を踏んだ北岳。去年、登山部で一緒だったサチと山頂を踏んだ北岳。この三年、毎年山頂を踏んできた北岳にはそれぞれの年でテーマがあった。そして最後に残ったテーマがひとつ。両俣から左俣ルートで北岳の山頂を踏むこと。台風10号で南アルプスが壊滅したあの時の合宿で登るはずだったルート。今年の夏は行けるかな。。。...
乾徳山 2015 8/22
高校一年の登山部の新人歓迎山行。それが乾徳山だった。覚えているのはあの最後の鎖の下がった岩場をキスリングを背負って登ったこと、山頂は岩ばかりで狭い印象だったこと。・・・それから遥かな時を経て2年前に登り今回はここが初めてのヨーコタンとヨーコタンの山友達、といっても山歴50年以上という大ベテランのMさんが御一緒して下さった。このMさんは学生の頃から山と親しみ岩や沢もこなし、それこそ丹沢の沢など歩きつくし...
両俣から北岳 ③ 2013 8/17~19
早い時間に北岳山荘に着きコーラと生ビールで乾杯。とりあえずこの日は布団一枚にひとりで大丈夫との事でホッと一息。でも同室のグループの方々があまりにも賑やかで夕ごはんまでは外でぶらぶら。そんな年頃なのかあまり感情を表に出さないムスコはこの景色を見て何を思っているのだろう。2013年8月19日(月)御来光を北岳の山頂で見る人や小屋の朝の準備などで3時頃から廊下では人の動く音がしていた。日の出を見て朝ごはんを食べ...
両俣から北岳 ② 2013 8/17~19
小屋の中にかけてある何冊ものノート。この小屋を訪れた登山者が自由に書き込めるように置いてあるものだ。夕食までの時間、パラパラとめくりながら読んでみると、古いノートには41人の嵐の時に当事者だった方が後日ここを訪ねてきて星さんへのお礼の言葉が綴られていたり全部は読みきれなかったけれどそれはこの小屋の歴史そのもののようだった。そしてそのうち自分も一緒にかかっていた鉛筆で一番新しいノートに書き込んでいた。...