両俣から北岳 ① 2013 8/17~19
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・・・もう二年も前の話しになる。高校二年の夏合宿、両俣で台風10号に遭遇して登れなかった北岳。それから遥か長い年月を経てこの前年にシゲシゲとタイチョーと3人で念願だった北岳の山頂を踏むことはできた。でももう一つ心の底に貼り付いている宿題を片付けなくちゃ・・・両俣へ行かなくちゃ。漠然と考えていたけれどそれならちょうどこの年、高校二年になったムスコも連れて行こうかな。。。別に行ってもいいけどー高校生男子...
双子池ー大岳ー北横岳 ② 2015 8/13・14
A.M 6:05ヒュッテの前から山の方へ入っていくとすぐに深い感じの森となり、他の登山者の姿もなく写真などを撮ってモタモタしていると前を歩く3人の姿が見えなくなったりしてこの世の中にたったひとり残されたんじゃないか。。。なんて気にもさせられてしまうほどの沈黙の森。標高が上がると大岩を越えていく感じの結構難易度高めの道。北八ヶ岳、穏やかなそのイメージとは裏腹になかなか楽しい道を用意してくれていました。そして...
双子池ー大岳ー北横岳 ① 2015 8/13・14
「夏休みに東京行くんだけど、13・14は予定空くけど山行けるかな?」先月の海の日の頃、春に引っ越してしまったサチからの連絡!サチが帰ってくる♪しかも忙しい予定の中わざわざ二日も空けてくれて♪これは何としてでも行けるように段取りしなくちゃ。登山部に声をかけるもお盆休みで帰省したりまだ仕事だったりとその日から夏休みになるヨーコタンしかつかまらない。。。ああ、そうだ!山のスキルは抜群で料理も上手な(プラス車も...
会津駒ケ岳 2015 8/9
山と高原地図の尾瀬を開いて眺めていると右上に少し離れて位置している会津駒ケ岳が目に入る。どんな山なのかなぁそんなことを思っていた所へ「S子先輩、会津駒ケ岳行きませんか?」という、山を歩く哲学者aさんから連絡が。ちょうどテン泊で行くはずだった山が中止になりぽっかり空いた日曜日の予定、ぜひぜひ、とお願いして先月秋田に一緒に行くはずで来られなかったケーさんにも声をかけて連れて行っていただくことになった。前...
水晶岳 ⑦ 2015 7/31~8/2
双六小屋~新穂高昨日あれだけ歩いて身体はクタクタに疲れきっているはずなのにシュラフに入ってもやっぱり夜中に目が覚めてしまいそれからはぼんやりとウトウトしているうちに朝になっていた。シゲシゲとタイチローサンは双六岳まで日の出を見に行くと言って本当は、みんなで日の出を見ようぜ、と言われていたんだけど昨日からの行程、そして今日は新穂高まで下りることを考えてヨーコタンと私はテントでまったりしてることを選ん...
水晶岳 ⑥ 2015 7/31~8/2
三俣山荘~三俣蓮華岳~双六小屋三俣山荘であぁー、歩いてきたんだなあ。。。と目の前の槍や鷲羽をぼんやり眺めながらベンチで一休み。お隣では今朝同じく双六小屋から水晶まで歩いてきたお兄さんが今日はもうここでテント張ったんですよ、とビールを飲みながら寛いでいる。いいですね~~と口を揃える私たち。さらにここから双六小屋のテン場まで戻らなければいけないんだ。あまり長居をすると帰るのもイヤになりそうなので、さあ...
水晶岳 ⑤ 2015 7/31~8/2
水晶岳ー黒部川源流標ー三俣山荘水晶小屋まで戻り小屋の前のベンチでお昼を。ここから見える景色はもしかしたら今まで見てきた北アルプスの景色の中でも一、二を争うくらいのものすごく贅沢な景色かもしれない。赤牛岳の奥に立山や剱岳を、黒部湖をはさんで遥かに白馬や鹿島槍、烏帽子と続いて谷を挟んだ目の前には大きな野口五郎岳。今ここに自分がいることさえ本当の事なのかと意識は半分うわの空で作ったラーメンを食べた。帰り...
水晶岳 ④ 2015 7/31~8/2
鷲羽岳から水晶岳へ鷲羽岳の山頂からこんな景色を見てしまって普通ならこのまま下山しても大満足だけどさらにこの先見えているあの向こうまで。雲もなくこれが夏山だーーー!と叫びたくなるようなお天気の下、この稜線を歩ける、歩いている幸せ。上を見れば青空と前や横や後ろを見ればどこまでも続く山並みと足元を見れば可憐な花たちの共演。振り返ると三俣山荘があんなに小さくなって笠ヶ岳の三角が印象的。ワリモ北分岐を過ぎる...
水晶岳 ③ 2015 7/31~8/2
鷲羽岳へ8/1(土)3時起床。いつもの朝ごはんバウルーのホットサンドの中身は今日はハムではなくてコンビーフのSpecialバージョンだった。本当に今日、水晶岳に行けるのかワタシ・・このメンバーだから不安はないけれどこの先は未知の道。お天気が味方してくれて身支度を整えて外に出るとブルームーンが煌々と双六岳の手前に輝いていた。夜と朝の境目。小屋の前には日の出を見ようとチラホラと人も出てきてその時をまっている。そ...
水晶岳 ② 20157/31~8/2
鏡平から双六小屋へ鏡平から弓折乗越までの登りがキツイことはわかっている。ザックを背負うのも今回は持ち上げてそのまま背負えない重さなので一度ヒザに受けてから腕を通して背負わないと。うーん食い込むな、肩に。。。槍や西鎌尾根は今日は雲の中。姿を見せてくれそうにはない。あの大展望はないけど反面、鏡平へ来るまでのギラギラの太陽も少し遠慮してくれて歩く分には少し楽。ここから上は沿道の小さな花たちが応援してくれ...