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北岳 間ノ岳 Ⅰ  2014 8/2 3

 01,2014 10:22
 


この3年ほど毎年来ている北岳。


天候不順だったこの夏の唯一の夏山らしい山。



本当はキタダケソウを見るために
もっと早い時期に来る予定だった。
ところがその頃から週末になると崩れる天気。



雨の白馬で少し大変な思いをしたすぐ後だったので、
天気が悪くなるなら行きたくない、今年キタダケソウが見れなくても別に構わない、
そんな話に落ち着いたところに林道崩壊のニュース。



今シーズンは北岳は無しかなぁなんて思っていたけど、
奈良田から入って三山縦走しようよとメンバーからあっさりと提案され、もちろん
うん、行く





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いつも芦安側からしか入ったことが無いので、初めて入る奈良田への道。
地元を夜中出発、いつものごとく運転もしないので殆どうつらうつらしているうちに到着してしまうのだけれど。


この、前の週は本格的な夏山シーズン到来と芦安側から入れないこともあって、
奈良田の駐車場は満杯、路駐が何キロか続いたとか…
そんな話を聞いていたのでヒヤヒヤだったけど、まだ余裕があるうちに到着出来て身支度を整えます。


かなり頑張って増発されたバスの、一番最後になんとか詰め込まれ、6:30広河原到着。





二年前もそうだったけどここに降り立つたび、
今日もニッコリ顔を見せてくれてる北岳を見るたび、
本当にあの上まで行けるのかな…と不安にまではならない漠然とした思いが湧いてくる。

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北岳への特別な思いが強すぎて、普通の山の様に接することが出来ない。



その想いの顛末もいつか綴りたいけれど、
それでも一昨年や去年に比べれば余裕までいかなくとも平常心に近くはなってきているのかな。



吊橋を渡ることで覚悟が出来るというか、
もう行くしかないんだよな、という半ば諦めにも似た、
そんな気持ちで歩きだすんだ、いつも。


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二俣から八本歯のコルを目指す。
もうほとんどは夏道が出ているので
なるべくそちらを歩いて。


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振り返るたび一緒に高くなるお向かいさん。


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大樺沢の詰めから始まるハシゴのオンパレード、この道は嫌いじゃないけどやっぱり気を引き締めないと。


そしてこの頃からバットレスにもガスがかかり始め…途中小休止していると、下のほうから
ラーーークッ!!
と聞こえてくる。ガスの中から岩が落ちてきたら…本当に怖い。




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白馬の大雪渓でも平気で墓石位ある岩が音もなく上から落ちてくるし、
ここ大樺沢やバットレスも過去に落石で大きな事故が何度も起こっている。

そんなところを歩いているのだ、という緊張感を保ちつつ歩かなければと自分に言い聞かせて。



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八本歯のコルに出たけれどガスで展望はイマイチ。とりあえずもくもくと山頂を目指して。


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やっとこさ、山頂分岐の稜線まで出たところでお昼ゴハン。
雨こそ落ちてこないものの、今シーズン、これまでのお天気だと一日中晴れというのは殆どなし。
食べ出して5分もしないうちに来てしまった、ポツポツと雨が。


降り始めた雨はだんだんと強さを増して、ゴハンを食べるのもソコソコに
雨具とザックカバーをつけたけれどこれは普通の雨じゃない。


これで山頂行ってもなぁ〜

と思っているとメンバーのヨーコタン(仮称)の様子が。

ヨーコタンの雨具、もちろんゴアなんだけど、
(前から調子悪い、染みる、と言っていて、モチロン洗濯後の防水処理とかちゃんとしてるのに…)
みるみる染みて寒いと言い始めた。
これはやばい、低体温になるからすぐに山荘へ下ろうということで
山頂へは行かず山荘を目指すことに。



・・・山荘に着く頃には一旦ほぼ雨は止み、テント設営、
ヨーコタンも全部着替えてなんとか落ち着いて。




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しかし、この夏はこんなお天気ばっかりだよなぁ〜
なんて言いながらテン場のハイマツの上に濡れた雨具やらなんやら干して一休み。

富士山が真正面に見えるこの北岳山荘のテン場はお気に入りの場所。





14時。

山頂行かずにこちらへ来たからまだテン場も余裕、時間も余裕、
ろくに睡眠も取れてなくここまできたので皆テントでゴロゴロしているうちにまた雨がきた。
慌てて外に干してあるものを取り込んだら今度は本当にお昼寝タイム。

ウトウト・・・バラバラバラバラ・・夜ご飯までに止むかな…

ウトウト・・・ポツポツポツポツ・・ん、少し弱まった…

ウトウト・・・ガヤガヤ・・富士山が…

ん、富士山?

腕時計を見るともう夕方の時間。
テントの外から足音や話し声が聞こえてきたので起きてテントのジッパーを上げると




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あぁ〜 この富士山が見たかったんだ。








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小屋の上、稜線まで上がれば仙丈が金色の光に包まれて静かに暮れてゆく時間。


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夜ごはんのカレーにホットワインでおつかれさまの乾杯。
そして食後にヨーコタンの誕生日祝いも兼ねての山頂デザート。

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今日北岳に行けなかったから、
明日は農鳥まで行くのは止めにして間ノ岳往復して広河原に下ろう、という話に落ち着き
明日の日の出を中白根の頭で見ることにして皆夢の中へ。




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おやすみなさい。おつかれさま。




○今日の山頂デザート○

⚫︎マンゴーとパッションフルーツのチーズケーキ : 成城石井



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Comment 4

2014.11.01
Sat
10:26

トニーです #sn1p.Qns

URL

とりあえず…

結果的にはよい山行でしたね(*^^*)

編集 | 返信 | 
2014.11.01
Sat
10:58

しまこ #-

URL

ほんとにとりあえず・・

トニーさん、早速ありがとです♪

この夏は本当にお天気悪すぎ・・今思い返してもヒヤヒヤものでしたね。。
それでもこの二日間はいい方でほんとラッキー ←これでも

おかげで翌日、素晴らしい朝を迎えることができたんですが
それはまたいずれ(^^)

編集 | 返信 | 
2014.11.10
Mon
18:20

sho #-

URL

久しぶりの友に逢う気分・・・

やっぱり
身が引き締まる思いだなぁー
ボクにとっても北岳は。


しょっぱなから
しまぶちょうの「本当にあの上まで行けるのかな…」
なんてキャプが・・・
ボクの中では勝手ながら屈強な岳人のしまちゃん。
そのしまちゃんがこんなこと言うなんて・・・
言わせる北岳って・・・

それでも着実に、順調に足を進めている様子が伝わってくるのは
流石!


そんな緊張感の中にもちょっと息抜したらって言ってるような
可愛らしいお花の写真にボクまで顔がほころぶ。
優しい北岳の側面がみれたような。


そして
仲間を想う気持ち。
こんな時
仲間がいるっていいなぁって・・・


めのまえには馴染みの富士山。
富士山にとっても北岳って存在はどんな山よりも
なくてはならない存在なんだろうね。
自分を一番ステキに見させてくれる山でもあるんだよね。


しまちゃんの特別の山のブログが見れて良かった。
読んでてなんか自分までジーンときたような。

編集 | 返信 | 
2014.11.11
Tue
19:38

しまこ #-

URL

3年目…やっと馴染みになれたかな





山を歩く時、
山頂まで行ける時は、
あれっ、もう着いた、
って具合に何も考えなくても行けてしまうし、
行けない時はどーしてもムリ。
そういう時は、ご縁がなかった、そう思うようになりましたね、ここ最近は。

北岳もずっとご縁がなかった山。


あの台風10号以来
もう行くことなんてないかも…
くらいに思ってた山だけど、
実際歩いてみれば懐広く優しく迎えてくれましたよ。北岳は。

でも最初にヒドく拒まれてしまったので、
また心を許してくれるのかやっぱり不安なんですよね、広河原に立つと。
これからも多分ずっとそうなんだろうな。



屈強な岳人?!

…アタシはそんなイメージで見られてたんですかね…
せめて、たおやかな、とか(笑)

でも多分、
イメージとはウラハラなヘタレの私は仲間がいてくれるから
辛うじて山を歩けてるのかな。
一人じゃココロ折れちゃってきっと北岳の山頂までなんて辿り着けない・・・きっと。



北岳山荘のテン場から見る
櫛形山の優しい山容の上に浮かぶ富士山は、
富士山自分ランキングではダントツの1位。

富士山の美しさを見せてくれる、
富士山にとっては無くてはならないパートナー。
でも逆を思うとちょっと切なくなる、孤高の山なのかも北岳は。

・・・もう、
北岳について語りだすと止まらなくなるので
我慢してこのくらいにしときますけど・・・



思いがけなく師匠のコメント見つけてうれしいです。
  ↑
言い方がフツー過ぎますが目一杯うれしいんです、これでも(笑)

もちろんshoファン全員にかけているその優しいコメントで、
弟子のやる気もアップさせることも忘れずに、
という師匠のお心遣いに感謝感謝^ ^



ところで

ボクにとっても・・・・って、師匠は北岳歩いてましたっけ。
どうしても北アルプスのイメージ強くて見落としてたかな・・・
あぁ~ダメな弟子。

また酔山復習しなくちゃ^ ^



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