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丹後山・大水上山・兎岳  2018 7/21・22  ⑤

 10,2018 16:51




風もなく音もなくしっとりとした空気
どこへ向かっているのかもわからないような
朝なのか昼なのかもわからないような
この世なのかあの世なのかもわからないような
白い景色の中
周りを見渡して誰もいなくなると
この世の中にたった一人残されたような
底なしの不安みたいな気持ちになって
慌てて小走り気味に歩いて行く。



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AM 7 : 35

立派な水源碑だった。。


この下の谷には雪渓も見えていて
ここから利根川の一滴が始まっているんだと


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と、
白い中からいきなり人が現れて
お互いにびっくり。

松本から来たというその男性は
十字峡から昨日は中ノ岳避難小屋泊まりで歩いて来たという。


これだけ人が少ないと
久しぶりに人に会うだけでも嬉しくて
お互い挨拶だけでは終わらずに
ついつい話し込んでしまう。


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ひっそりとした大水上山。


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ガスの中の癒し系。


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大水上山から下って
少し息が切れるくらい登り返すと
兎岳の山頂に着いた。


ここからは中ノ岳が目の前にその奥には越後駒ヶ岳
そして荒沢岳への稜線が見渡せるはず…


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それも叶わないので
山頂デザートと温かい珈琲で
地図を眺めながら見えるはずの景色を
頭の中で思い描いてせめて静かな山頂を楽しんでいると


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今朝、十字峡から来たというトレランのカップルが
「涼しくていいですよ」
と颯爽と駆け抜けていった。


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戻る道ももちろんガスの中だったけれど
景色が見えなくて残念とか
中ノ岳まで行かなくて残念とか
そういう気持ちはまったくなかったし
太陽が出ないから時間の感覚もあまりなかったけれど
気がつけばもう丹後山の山頂に戻って来ていた。


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すっかり我が家に戻って来た気分。


おつかれさまのビールと
簡単なお昼ご飯でひと息ついて。


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さて、下りも当然激下り…

気合いを入れて準備してさあ~出発、と思った所へ
いきなり開いた避難小屋のドア。

お互い 「わあ!」 とびっくりしつつ
日帰りで登ってきた地元長岡のお兄さんと
またしばし立ち話(笑)


「キツイですよね?この登り、、、」
そんな話から始まって果てには
「この時期、丹後山をチョイスするなんてナイスですよ」
とお世辞でも地元の人に褒められたと
そしてこの丹後山の登りのキツさを分かち合えたことでもう満足。


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兎岳くらいまで行こうかという
お兄さんと別れて丹後山を下る。


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この美しい稜線も見納めで
名残惜しくてなかなか前に進めない。


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五合目までは一時間ほどで
あっさり下れるこの尾根は
その下が核心部でどんどん勾配はキツくなり
しかも合目の表示の間隔がどんどん長くなるという
修行のような尾根なのだ。


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三合目で休んでいると
上からトレランのお兄さんたちが下りてきた。

聞けば、なんと今朝、荒島岳を越えて
本当は越後駒ヶ岳へ抜けるはずがアクシデントで
こちらにエスケープということだった。
エスケープルートがここか…
常人には想像もつかない領域でため息しか出ないけど。


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上から見下ろしてもまっすぐ続く
激下りな登山道にもう笑うしかない…

あと少しとはわかっていても
進みの遅い足、吹き出る汗に疲労困ぱい。
最後までカモエダズンネの洗礼は厳しかった。


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足も膝もガクガクになりながら
最後の一合目の鎖場あたりでは
心の中では半分泣きべそでヨロヨロと歩いていると
ようやく登山口の林道が見えてきて
心の中でひとりひっそりとバンザイを唱えた。


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標高が下がればもちろん酷暑で
流れ落ちる沢の水でまた英気を養い
ようやく林道歩きを終えた。







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十字峡のダムの下から見上げる稜線は優しかった。










高校登山部時代の20キロ背負っての
歩荷訓練山行よりも多分キツくてヘビーだった
丹後山。


身体中の汗腺という汗腺から吹き出す汗は
人間の本能みたいなものまで呼び戻すかのようで
辛い登りにもう本当にシンドくて
なんでこんな季節にこの山を選んでしまったんだろうと思ったけれど
帰ってきてから、紅葉の時期も素晴らしい…と聞いて
なんとなくココロはザワザワとしている。

山と高原地図に付属のガイドブックには
まるで奥多摩あたりの山を紹介するような書き方だったけど
新潟の山を登ってる人たちには
こんなのが普通なんだろうなと
あらためて 「あなどってはいけない」 山域であることを思う。


そして
こんな
自分を追い詰めるような山登りでも
山と向き合う意味を考えるいい機会だったのかなと
あながち辛い登りも嫌いではない自分に
苦笑するしかないのだけれど。






(   おわり   )





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Comment 2

2018.08.10
Fri
19:03

でん #-

URL

No title

初めまして(^^)/
ポエムを読んでいるような文章で何となくホッとできる素晴らしいブログですね。
すべての記事とまではいきませんが、楽しく読ませていただきました。

カモエダズンネだけでなく、中尾ツルネをはじめ中ノ岳など周辺の尾根はどこも急坂ですが素晴らしい山域はお気に入りです。
あえて私が言うことでもないですが、文中にもあるように紅葉は素晴らしいのでぜひとも歩いてみてください。

編集 | 返信 | 
2018.08.14
Tue
08:44

しまこ #-

URL

丹後山のご褒美ですね♩

でんさん、はじめまして。

見てくださるだけでもありがたいのに
コメント残していただけて
本当にありがとうございます(^^)

他の方のブログのように
山の紹介的な要素は一切なくて
自分が歩いた山を自分の印象で残しているだけなので
あまり参考にはならない
とても不親切なブログなのですが
嬉しいお言葉までいただけて
あの、苦しかった、丹後山の登りもむくわれます(笑)


でんさんはこの山域を
かなり歩かれているのですね。
人が少なくて静かな山を楽しみたい時は
これからは越後の山を候補に入れることになると思いますが、
この辺り歩いてる方は皆さん健脚ですね(^_-)
秋の錦秋のこの山もいつか必ず歩きたいと思います。

いつかどこかで、でんさんと
お会いすることもあるかもしれませんね(^^)

編集 | 返信 | 

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