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越百山・南駒ケ岳・空木岳  2017 9/23~25  ⑤

 05,2017 19:50









青空の下、キミの上に















越百小屋からも南駒ケ岳は見えていたけれど
仙涯嶺からの道は
見えているよりも実はとても起伏に富んでいて
下っては登り、登っては下りを繰り返し
少しずつ少しずつ南駒ケ岳に近づいていく。

























これだけのお天気で
これだけの大きさで
こんなにもひと気の無い山を歩いたことはないかもしれない。

歩いている自分と周りの景色と
ゆっくり対峙しながら進めることが
こんなにも心地よくて何にも代え難い
本当に贅沢な時間だと
歩いてきた道を振り返り振り返り進む。










遥かに小さな赤い点。
越百小屋からこんなに来てしまったんだ。

























ロープの垂れるザレた急斜面を登り切ったところだった。

この山旅で初めて団体さんとすれ違う。

すれ違い様に聞いてみるとなんと九州から来たそうで
一日目は宝剣山荘、昨日は木曽殿山荘、今日は越百小屋泊まりという
なかなかな健脚縦走ルート。

すごいな。










通過するのを待っている時に正面に見えていた岩壁は
後で地図を見て見たら
そこが百間ナギということだった。

























これを登りきれば・・・

と思っていたピークも実は山頂ではなくて
もうおなかも空いてきていたので少しがっかりだったけれど
今度こそ向こうに見えている場所が本物の山頂のようだ。





あと5分くらいかな…










近そうに見えて15分ほど歩いて
ようやく山頂標識が。
ホンモノだ。
山頂だ。



南駒ケ岳に来れたんだ。











山頂を覆う雲が通りずぎると


嗚呼・・・。

空木岳へのこんな景色が待っていたんだ。


二年前
秋の空木岳の山頂から見て
なんて大きくて綺麗な山だろうと・・
春先の、そしてこの夏にも来た木曽駒ケ岳から
空木岳の向こうに大きく構えるこの山を見て
いつか
あの山頂に立ちたいと
静かに思い続けていた山、南駒ケ岳。


その山頂に着いた。






AM 11:20

おつかれさまでした!

担いできたビールがどれだけ美味しいか…
なんてことは此処にわざわざ書くまでもないけれど
越百小屋のお弁当の大きなおにぎりと温かいお味噌汁も
それに負けないくらいな美味しさだった。





おにぎりに添えられたサラミやアメ玉の入った小袋は
高校登山部時代のレーションの袋が思い出されて
遠くから眺めてはいつか行きたいと思っていたこの山頂で
まさかそんな事を思い出すとは
懐かしさと嬉しさとが入り交じって何だか可笑しかった。





もちろんしっかり山頂デザートも。

きんつばのしっかりした粒あんが珈琲とよく合って
ここまでの心地良い疲れと一緒にその甘さが沁み込んでいった。











流れる雲の下
ゆっくりと一時間ほどもここにいた。



その間に山頂に来た人はひとりきり。
到着した時すでにいた人もひとりだけ。
静かな南駒ケ岳の山頂とそこからの景色を満喫した。


でもここで終わりではないから次へ進まなくては。





後ろ髪を引かれながら
山頂を後にした。















下ってすぐに擂鉢窪避難小屋への分岐があって
素晴らしいロケーションに避難小屋は建っていた。

春先に亡くなっている方が見つかったという事で
今は床の張替え工事の最中だったようだ。

よく見ると百間ナギの崩壊地がすぐ後ろに迫っている。




















稜線を流れる雲。

雲間から南駒ケ岳の山頂が顔を出すまで
振り返ってはずっと見てしまう。















一度下って登り返したピークは赤薙岳。











いよいよ空木岳が目の前に大きくなって
左手へ切れ落ちたコルには木曽殿山荘も目視できている。


そして雲が切れると見えてくる空木岳から檜尾岳方面への
ダイナミックな稜線のうねりは
これまでに見てきた南アルプスや北アルプスの光景とはまた違った新鮮なものだった。




(   つづく   )




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