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越百山・南駒ケ岳・空木岳  2017 9/23~25  ④

 04,2017 22:21







仙涯嶺というその山












道はしっかりとついているけれど
伸びたハイマツをかき分けながら進む稜線の道は
赤テープも赤ペンキも見当たらず
行き交う人もほとんどいない静かな道だった。


その単独行の男性を見送ったあたりから
少しずつ山は様相を変えて大きな岩峰も目立つようになってくる。










振り返る越百山はとても穏やかな顔をしていた。

























宝剣岳の従兄弟みたいな雰囲気だね
きっと空木岳とも親戚ね

と冗談半分話しながら進むけど
あながちそれは間違いではないかなとも
意外に的を得てる表現だったりして
青い空に輝く白い岩肌とハイマツのコントラスト
色づき始めた木々を眺めながら
気持ち良い秋の空気の中を進んでいく。






























足元にも小さな秋の色。















ひたひたと少しずつ湧き上がる雲。

とんがり塩見岳の横には富士山もこっそり
こちらを伺うように顔をのぞかせている。





山頂らしき岩の上に今日二人目の人影。


あそこが仙涯嶺の山頂なのかと
岩場をよじ登り回り込んでみると















さらに大きな南駒ケ岳が目の前にあらわれた。










結局、人が登っていた岩峰が山頂というわけではなくて
それを越えた小さな広場になったピークに
仙涯嶺と小さく表示がされていた。










AM 9:30

ザックを下ろしてひと休み。


いいところだなぁ。。。

越百小屋のご主人が言っていた通り
本当に素晴らしい道だったなぁ。














この先には鎖のマーク
どんな道になってるんだろう。










気を引き締めて
いよいよ南駒ケ岳へ。






























二つ目の鎖を下り切ると
左手はすっぱり谷に切れ落ちており
何年か前には崩落で通行止めになっていた場所のようだ。










ロープと鎖で慎重にトラバース。

後から写真で見返すとなんだか凄い場所を歩いているけど
通過の際は目の前しか見えていないし足場はしっかりあるので
緊張感さえ保てれば大丈夫。


それももちろん
こんな穏やかなお天気の下で歩けているからこそだけど。










カランカラン・・・

熊鈴の音がして後ろを見ると人の気配。
昨日からのこのルートでは
本当に人とすれ違うこともほとんどなく
人の気配のないルートだけに
あ、人が来た、とびっくりしたりほっとしたり。










さっき仙涯嶺の岩の上にいた方なのか
越百の方から登って来たのかは
わからなかったけれど
日帰り風な小さなザックを背負った身軽なその人は
風のように歩いて行き
みるみるうちに南駒ケ岳の最後の登りを上がっていった。







私はといえば
大きな山山の山襞を這うように遅々と歩く
小さなアリンコみたいになって
これまでの山力を試されるように
この山と闘っていた。






(   つづく   )




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Comment 2

2017.10.17
Tue
15:18

sho #-

URL

いい山やった後の満腹感って…

コスモ山頂は
やっぱり青空の下で!

これって絶対条件だよね。

なんだろうねこの高揚感が
ひしひしと伝わってくる
一枚一枚の写真たち。


仙涯嶺への稜線の美しさった…

誰にも教えたくないこの美しさ。

そんな気持ちが湧いてくるボクって
まだまだちっちゃいなー
なんて思うけど…ちっちゃくて良いんです^^

本当の山好きさんだけに来て欲しいね。
って
本当の山好きさんの基準は?…笑



しかし
こんな空の下で歩ける
シアワセって…





編集 | 返信 | 
2017.10.20
Fri
11:26

しまこ #820fvE22

URL

シアワセな満腹感…(でもすぐに空くおなかw)



イチネンサンビャクロクジュウゴニチ
晴れてる日ばかりではないから
雨の中の山を歩くこともあるし
それはそれで雨を楽しんで
霞の山を彷徨うように
自分も雨の一部になって
山と同化したりするけれど
KOSMOから仙涯嶺のあの稜線は
あのお天気でなければダメな
ましてやガスや雨の中なんて選択肢は
絶対にしてはいけない場所だったなー…
後から写真を見かえして余計にそんな思いが。

事実あれから一週間後に仙涯嶺で
道をロストした遭難があったそうで
無事に捜索隊と共に下山できたという記事を読んで
もしガスってたり雨に吹き付けられてたりしたら
そうなっても不思議じゃないエリアだってわかるから
お天気の大切さを改めてしみじみと…


あのコース
ほんとは私も誰にも教えたくないし
ファッションや流行でとりあえず山やってるような人には
来て欲しくないなぁ…なんて
私なんかさらにちっちゃいヤツデスヨ(笑)
ゆっくり二泊で歩けたから
余計にそう思うのかもしれないけど
だったらあのコースを一泊で歩くような
健脚になんてなれなくてもいいや、、、なんて。


本当の山好きの基準?

なんでしょうね…
自己申告じゃダメかしらん^^

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