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越百山・南駒ケ岳・空木岳  2017 9/23~25  ③

 03,2017 16:54








COSMOの片隅で











9/24  Sun

4時過ぎに目を覚ましてトイレに行こうと外に出ると
もう出発の準備をしている方や
真っ暗な山の樹林の間から光るヘッドランプの灯りが目に入ってきた。

山の上は…と目を凝らすと
まだ厚い雲が2500メートルくらいから上を覆っていた。

「お気をつけて」

出発する方に声をかけてもう一度暖かいシュラフにもぐりこんだ。
静かな朝だった。





「朝ごはんの用意ができました」

ご主人に声をかけられたのは5時前のこと。

ウインナーのカレー炒めや彩りよく並べられたおかずと
温かいご飯とお味噌汁で今日の元気をもらう。


昨日の泊まり客9人のうち単独行の二人は今日は木曽殿山荘泊
私たちは駒峰ヒュッテ泊
その他の方は南駒ケ岳から今日下山の予定ということで
朝食の食堂に現れたのは5人だけだった。










山頂天気予報は曇りマークが並ぶけど風は強まらない見込み。

白んでくる窓の外に目をやると
緩やかに上がって行くガスの向こうに南駒ケ岳も見えてきている。




















小屋からちょっと上がった展望台からは 奥念丈岳方面の深い山が見えていた。

























準備をしているうちに
他の方はみな出発していき最後になってしまったけれど
その間にも青空の分量はどんどん増えてきて
6時5分、印象深い越百小屋を後にした。






























木々の間からは朝の淡い光に
水色のグラデーションを重ねる山山を
同じトーンで薄絹のように柔らかな雲海が包み込んでいて
それは何とも言えず心に沁みてくる光景で
素晴らしい一日の始まりを予感させて
木の間に見えるたびに立ち止まってしまう。

























少しずつ秋の色に染まりながら。




















雲海の向こうには北アルプス。
乗鞍岳から笠ヶ岳の稜線、穂高まで並んでいる。










御嶽山は噴煙も見えず
優美な裾野を雲海の上に伸ばしている。




















ハイマツの道になって振り返ると赤い越百小屋。

そしてもうその上には空しか見えない
越百山の山頂もすぐそこにあった。




















伊那谷を埋め尽くす雲海の上に浮かび
雲間から光を浴びる南アルプスが神々しくて
ここで飲もうと決めていた狼ブレンドを飲みながらずっと眺めていた。

























雲はもうコマ切れに千切れて静かに流れて消えてゆき
晴れの世界がやってきた。





さあ、行こう。















でもすぐに
目の前に飛び込んできた仙涯嶺と南駒ケ岳の姿に
固まってまた動けなくなってしまうのだけど。

圧倒的なボリュームと美しいその稜線。

























目の前にはさらに大きく優雅に裾野を伸ばす御嶽山。


木曽駒ケ岳から空木岳までしか知らない中央アルプスに
こんな山があったのか。。。
しかも他に誰ひとり歩いていないなんて。










と、ここでようやく向こうから人影が。

すれ違い様に少しお話しすると
その人は昨日は駒峰ヒュッテに泊まり4時前に出てきたという。
南駒ケ岳ではまだガスの中で道を間違えそうになって、と笑いつつ
今日このまま下まで降りてしまうのだそうだ。












振り返るともうぐんぐん登って
見る間に見えなくなってしまった。






(   つづく   )





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