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越百山・南駒ケ岳・空木岳  2017 9/23~25  ②

 02,2017 16:25








小さな赤い越百小屋







・ 



水を入れて重くなったザックを背負い
小屋までの道をラストスパート。





と言っても、これがかなりの急登で
ひたすら足元を見ながらゆっくりゆっくりと
亀のように進んでいく。

登りはキツくてなかなか足が前に出ないけど
今日は小屋に着けばそれで行程は終わりなぶん
気分的には少し楽かも、と思いつつも思ったように標高も上がらず
やはりそんなに甘い道ではないことを思い知る。


もっと健脚になりたい・・・






























山肌が崩れたガレ場に倒木をくぐり
まだまだ上を見上げるほどの登りの道をひたすら進むと










あった!


福栃山の横巻の看板が。










あとは山腹を巻いて行けばいいんだと
ほっとしながら少し色づきだした道をしばらく行くと















PM 13:40

木の間に赤い屋根。
越百小屋に着いたようだった。




















小屋の受付をお願いすると
ご主人が出てきていろいろと案内してくださった。


この赤い食堂のある棟は5時の夕食までは入れないこと、
トイレは小屋の裏手でちゃんと女性専用もあること、
休憩したり着替えたり、ザックを置くのは隣の休憩棟で、
そして寝るのは赤い小屋の奥にある入口が別の寝室で。

夕食まではそこで寝ていてもいいですよと
場所も指定されて小さな枕に清潔なカバーもかけられたシュラフが並ぶその場所も
こじんまりとして落ち着きそうな雰囲気だった。










今日の宿泊者は全部で9名ということで 
ご主人曰く 「16人までしか予約を取らないんだ」 と。

もともと小規模な小屋だけどこの時期の週末に9名だけとは…
贅沢だ、いろんな意味で。


「5時の夕食まではその辺で遊んでてください」

そう言ってご主人は小屋の中へ入っていった。















とりあえず。

いやいやいや、おつかれさまでした!


越百山も雲の合間から顔を見せてくれている。





水場からの最後の急登はずっと樹林帯の中だし
何だか試されているような・・・
何となく聖岳の薊畑に出る前の途方にくれるような登りを思い出したりして
今シーズンの中では多分、一二を争うアルバイトだったなぁー





なんてことも
ビールを飲んでデザートにいく頃には
もうどうでもよくなっていたりするから
まったく相変わらずゲンキンなものだと可笑しくなる。

























夕食になる頃には
南駒ケ岳がようやく姿を見せてくれた。















夕食の時間。 暖かい食堂。

この日は見た目も美しいちらし寿司。
色どり野菜の酢の物サラダにお味噌のかかった胡麻?豆腐。
おちょこに入った日本酒も付いている。

   (男性には量が少なめと思われるこの日のメニュー
     足りない人にはお餅を焼いてくれるというあくまでもアットホームな小屋でした)



テーブルセンターにちょっとした小物たちが置かれたりして
それは、ご主人から 「社長」 と呼ばれる小屋の奥様の心遣いで
食後のデザートに出たぜんざいの甘さにもほっこりとして
とても居心地の良い食堂だった。




















ひと通り食事が済むと

「珈琲飲む人いるかい?」

とご主人の呼びかけにほとんどの宿泊者が手を挙げて
越百小屋名物の珈琲と共にご主人や奥様も交えての
山の話ににぎやかな時間だった。


「山は死ぬ気で登らなきゃいかん!」

そう熱く語るご主人だけど、山歩きはあまりしないそうで
奥様の方がバリバリと登られている様子。
かたずけの合間にタブレットに入れてある
歩いてきた山の写真などを見せてお話してくださった。






















食事が終わればランプの時間。

食堂は夜8時まで居てもオーケーなので
ほろ酔いになりながらゆっくりさせていただいた。


「仙涯嶺までの道はいいですよー!」

どこまでも語りの熱いご主人の話に明日の道への期待が高まる。




空は何となく雲に覆われて星も見えないけれど
明日歩く道を想像しながら
暖かいシュラフと毛布に包まれて眠りについた。





(   つづく   )





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Comment 2

2017.10.17
Tue
14:59

sho #-

URL

コスモに惹かれて…

あれから随分
経ったような気もするけど
未だ…
心地よい筋肉痛が残っているような
そんな
都会のshimakokoを想像したりもして^^


樹林帯歩きも中々楽しんで
歩いているのが見て取れたり…
だけど「あゝ健脚になりたい…?」
なんて言葉が出たりするのは
健脚じゃないボクからしてみたら
shimakokoが身近に
感じられたりして
いいなぁなんて思ったりもする。

健脚じゃないのを装うのも

…もう慣れたものかな。笑


だけど緑の森に赤と黒の山小屋は
まるで忍者屋敷にいきなり飛び出たような
そんな錯覚に襲われたりして…

うん
北アとはまた全然違った雰囲気が
面白いなぁ。


それにしても本当
いい山選びに、いい小屋選び…
毎度
個性豊かな山旅が綴られてゆく
山デザはいっつも
参考にさせてもらってるよ♩



にしても
赤シャツの彼デカいね。







編集 | 返信 | 
2017.10.18
Wed
14:25

しまこ #820fvE22

URL

コスモに惹かれて魂まで抜かれて…


あれから随分
実際経ってしまったけれど
山に行っても呟かないのに
アロハ♪な愛に抱かれてw毎日呟く
赤シャツの方なんて
きっと
もう山行ったことなんて
忘れちゃってるんだろうなぁ



なんかもう
取り残され感で
不毛の10月を毎日静かに送る日々…

と、こんなところでボヤかないと
やってられないくらいの落差というか
あの山の中にいた三日間が
幻だったのでは、っていうくらい
なんかもう遠い日々。


帰ってきてからも神経は昂ぶったまま
何を見ても泣きそうで
このまま溜め込んでおくと
大変なことになりそうだから
とにかく全部吐き出してしまわないと、と
少しずつでもと毎日blogを書き続け
やっと終わらせたと思ったけど
今度は吐きだしたら
ほんとカラッポになっちゃって
空虚感とこの雨で
なんだかなぁ…

ほんと魂抜かれちゃったみたい。


そして今だからわかるけど
あの登山道入口の標識のコースタイム(越百山頂4時間)は
え、早すぎ?!と思ったけど
あの辺りを歩く人にとっては多分あれが標準なんだろうなあって。

そもそも山ガール系の女の子が
私以外一人も歩いていないとか(笑)
北アルプスのトレンドからは対極な
恐ろしや中央アルプス南部…ですね。
本物の健脚が歩く道だったんですもん、
ワタシなんてついて行けないデス。。。


それでも救いの越百小屋
赤シャツ氏が覗いていると
ほんと小人の家のよう^^
シュラフが並ぶ寝室も
まるで白雪姫の7人の小人の家の中みたいだったし。
この季節の良い連休に泊まり客9人なんて
ほんとの贅沢で涙出そうでしたよ〜♪






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