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妙義山・霧積 鼻曲山  2017 5/13・14  ①

 30,2017 18:07






甘雨


五月に降る雨。
けむるようにやわらかく
やさしくふりそそぐ雨。
すべてのものに命を与える雨。
ここちよいやわらかな雨。












五月にふる雨には
素敵な別名がいくつもある。










だけど
週末を狙うようにして降り始めた雨は
妙義山の駐車場に着く頃には
ここまで降らなくても、、、
というくらいの降り方になっていた。











しかも、よりによって初めての妙義山。

もちろん
一般コースの石門登山道とはいえ
鎖場が連続するコースでこの降り方。
無事に歩けるかな…というよりもちょっと気を抜いたら大怪我になるので
何が何でも安全に歩かなくては、と気を引き締めての出発となった。















いきなりの「こてしらべ」からほんのわずか歩くと
本当に「石の門」だった。






見上げると
雨に煙り深緑の翠が手招きしてるような
今までに見たことのない異次元への入り口のような
不思議な空間が広がっていた。


初めての妙義、の印象は白い世界。

























「かにのよこばい」から「つるべさがり」へ。


足元の岩自体はそれほど滑らないけれど
雨に濡れたステンレスの鎖はつるつると
大した距離ではないものの
気の抜けない時間。










さらに小さな鎖場を抜けて行くと
東屋のある広場についた。
これはこれで本当にハイキングコースらしい。

おそるべし妙義山。















遥かに浅間山…や、表妙義の岩峰群…
が見えるはずだった場所からは
どんなに目を凝らしても何も見えない土砂降りの雨。










雨の山も嫌いではないので
これはこれで。










時間的には大したことはなかったけど
雨の岩場の緊張感から開放されての
温かい珈琲と甘いもののなんて美味しいこと。










雨が弱まる気配もないので
このまま中之嶽神社へ下りることに。











































































結界の向こう側とこちらがわ。





















この岩、この山そのものが御神体。

この雨は
山そのものに「気」を満ちさせる
そんな雨なのかな、、、
誰もいない雨の境内でそんなことをぼんやり思いながら
この景色を眺めていた。










戻りますか。
















急な石段を下りきると
まるでパグみたいな古い狛犬に
ちょっとほっこりとして無事に下山できたんだと
急に現実に戻ったような気がした。


誰もお客さんのいない土産物屋の横を通りながら
時計を見ると
雨で時間の感覚が鈍っているのか
まだたいして時間は経ってないと思っていたけど
もうお昼に近い時間になっていた。





(   つづく   )


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