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木曽駒ケ岳  2017 3/18  ③

 31,2017 22:06





もう春先の空。

朝いちばんの大気圏まで突き抜けるような
蒼い色はとうにどこかへ行ってしまって
白っぽく霞んだような空の色に。
向こうの南アルプスも青鼠色にくすんでいる。



























この時期の宝剣岳は
手が届きそうなところにあっても
決して行ってはいけない山。今の自分には。

鈍い光を反射する雪の面が
この場所の過酷さを静かに語っている。





















そして浄土乗越から八丁坂を下る。

この直下ほんの10メートルくらいは
登って来る時も一歩一歩緊張を重ねて歩いたから
下りはなおさら
手に持つピッケルをしっかりと握りなおして
アイゼンの爪の先まで神経を使って
カメラもしばらくは撮っている余裕もない。









無言で足元だけに神経を集中してしばし・・・

傾斜が少しゆるやかになったところでふと見ると
宝剣岳の直下から滑り降りるスキーヤー。
時間にしたらほんの何秒のことだけど見入ってしまった。


そこだけ違う世界。






アリンコたちが下っていく。
雪山という甘い砂糖の山を。











そしてしっかりその目に焼き付けよう。
南アルプスの一列の白い頂を。





















雪山をまた歩きはじめてから
今日が一番緊張して集中して歩いたかもしれない。
楽しいけれど厳しい白い世界から帰ってきてしまった。
安堵と寂しさと。

ちょうどタイチローサンのお友達のFさんもやってきたので
一緒に珈琲を淹れて山頂デザートを。

ヨーコチャンが持ってきてくれた
春の訪れ。






下界からやってきた
一般観光客のお姉さんたち。
ここでは私たちの方が異質な感じもしないではない不思議な場所。














まだ雪に閉ざされて冬の顔をしていると思っていた山は
意外なくらい風もない春先の陽気の中迎えてくれた。



かまぼこ型の出入り口は
下界と通じる秘密の扉のようだ。
13:55発のロープウェイに乗ってヒトの世界へ帰る。

さあ
遅いお昼ご飯にソースカツどんを食べて帰りましょうかね。




(  おわり  )




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Comment 4

2017.04.01
Sat
09:43

taki #HsN6Hojc

URL

おはようございます。
気持ちよさそう、どこでもドアがあったらなぁと思っていたら場所によっては一般観光客も来れるのね 笑。。
昔々まだ法的に認められている頃に山頂から自転車で下ったことがありましたが追越した山ガールのみなさんに「ずる~い」と叫ばれたことがあります。スキーヤーの気持ちわかります。色々事故に気をつけなきゃならない昨今、ご安全に!

編集 | 返信 | 
2017.04.01
Sat
18:22

しまこ #820fvE22

URL

新年度の始まりに♪

タキさんこんばんは♪

冬季閉鎖中みたいな静かなコメント欄に(笑)
四月いっぴの春一番みたいな嬉しいコメ
ありがとうございます〜^^

まぁ宣伝もしないでほそぼそと
山の記録を残してるだけなので
コメントなくて普通のことだけど
久しぶりにコメントが入ったお知らせを見たときは
ものすごーーーく嬉しかったです!

こそーりとブログも読ませていただいてますけど
なんかすっかりタキさんは
釣りの世界の人気者&スターだから
だんだん遠い人になっちゃうのかなぁ。。。
なんて思ってたとこなので(遠い目…w)



そうそう、ここ木曽駒ケ岳もそうですけど
意外にロープウェイとかで
ピャーッっと上の方まで行けちゃう山もあるんですよ♪

あ、自転車で下ってたヒトなんですね…
昨今はなかなかそれも出来ないかもしれないですけど
スキーヤーと同じく
山頂からピャーッっと下るのは
どれだけ爽快なんでしょうね(^_-)
そんな度胸のない私は自分の脚で歩くだけ。
悲しいニュースもあるけれど
無理せず安全にこれからも楽しむつもりなので
また遊びに来てくださいね〜〜( ´ー`)ノ



編集 | 返信 | 
2017.04.01
Sat
20:23

tahara_t2 #-

URL

反則にアリンコ

新穂高ロープウェー、栂池、北横岳、栂池、確かに反則と思わせるのは此処ですね。

降りてすぐ目の前にアイゼンの要る壁が広がっているのは反則、、、!!

その反則をしているのは誰かな、、、(^_^;)

今年は意外と寒い日が続いて事故が多い、Shimaちゃんも気を付けて。

編集 | 返信 | 
2017.04.02
Sun
10:23

しまこ #820fvE22

URL

春の山にも行きたいけれど


タハラさんこちらではお久しぶりです^^

そうですね〜
ここは反則中の反則な場所ですよね(笑)
八丁坂は細心の注意を払わないといけないし
その向こう側も風が吹いたらとても歩けないけど
今回みたいにお天気やコンディションが良ければ
こんな手軽にこの雪と景色を楽しめる場所は
そうそうないですよね。

と、もちろん私もお天気の良い時しか出かけないので
(あ、武尊は例外でしたね 汗)
これからも安全に山を楽しみたいから(^_-)


にしても新しいカメラになかなか慣れず
雪山だからなのか?後から見ると
ところどころちゃんと撮れてなかったりとか…
写真が見苦しいかもしれませんけど
大きな目でみてくださいね〜〜(^^)

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